タヒチの海の写真

『ブルー』の色彩象徴は、青空や水。
青空からは、平等や平和、地球を包み込むものとして女性性や受容性。
水からは、冷静さや誠実さ、柔軟さ。
レッドなどの物質的肉体的な色とは異なり精神性や哲学を意味します。
冷静になりたい時、女性性やノンジャッジであることを必要とする時にサポートしてくれます。

また、内側に向かう色とされているため、「内省」を意味していたりします。
自分の内側とつながり自分に必要なものとそうでないものを整理整頓し
自分の中にある思いを表現するサポートもしてくれるかもしれません。

ブルーが深くなったインディゴや紺・藍色の色彩象徴は深い夜空や深い海の色。
宇宙や深海は音や光などの刺激がほとんど届かない静かな場所。
そこで人が行うのは、自分の内側と向き合うこと。
深海や宇宙は人々の深層心理とつながっていると言われている場所。
私たちが生まれてくる前に決めてきたことを思い出す場所。

深く深く自分とつながり、これから自分がどう生きていきたいのかを知りたい時、
紺や藍色、インディゴなどふ深いブルーがサポートしてくれるかもしれません。


ぜひ、世界のブルーを知って生活の中に取り入れてみてください♡





色見本:シアン

世界の色_シアン
※ウィンタータイプの色です

ブルー系の色鉛筆の写真

シアンは古代ギリシア語で暗い青を意味するcyanosから派生したsyaneous(サイアニアス)が語源。青写真のサイアノタイプや皮膚が青紫の状態を表すチアノーゼなども同じ語源。現在では、印刷などで使われるトナーやインクの青のことをさす。減法混色の3原色の1色。

色見本:ターコイズブルー

世界の色_ブルー
※スプリングタイプの色です
ターコイズの写真

トルコ石と言われる天然石のこと。青色から青緑という色幅のある不透明な鉱物で、古代から装飾に使われたり、エジプト時代では毒蛇に噛まれた傷に薬として刷り込んだりして使われていました。天然で色の美しい青い鉱物はめったに存在しないため、この青と緑の中間色の色をした石はとても貴重な宝石とされています。ターコイズには、ターコイズブルーとターコイズグリーンがありますが、「ターコイズ」だけで使用される場合は、ターコイズブルーをさします。

色見本:ライトブルー

世界の色_ライトブルー
※サマータイプの色です
タヒチの海の写真
※「水色」、「空色」という色名としては別の色があります。

その名のとおり明るいブルー。青に白を混ぜた色のため、「水色」や「空色」と言われる色と同じとされることがありますが、「水色」も「空色」もそれぞれ色名があるため、色としては別の色となります。ライトブルーは、ペールブルーとも同義語になるため、パステル系の暗めの色でもあります。

色見本:ピーコックブルー

※オータムタイプの色です

ピーコックはクジャクのこと。クジャクの羽の色に見られるような濃い鮮やかな青緑の色のこと。ピーコックという色名は、本来ブルーの色の意味として使われていましたが、ピーコックグリーンという色名ができたため、区別するために作られたようです。

色見本:ロイヤルブルー

※ウィンタータイプの色です


ロイヤルブルーは、「王室の青」を意味していますが、イギリス王室の公式の色を由来とする濃い鮮やかな紫みの青。イギリス国旗であるユニオンジャックにも使われている青もこのロイヤルブルーだと言われています。
昔から青の絵具はとても貴重とされていました。ラピスラズリを原材料としていましたが、そもそも青い天然石が貴重であり、崇高なものにしか使用できない色だったと考えても、王室の色とされるのは納得ができます。

色見本:フロスティーブルー

世界の色_フロスティブルー
※スプリング、サマー、ウィンタータイプの色です

フロスティブルーは、霜や氷のような薄く白っぽい青のことで、シアンを明るくした色合いです。

色見本:べビーブルー

世界の色_ベビーブルー
※スプリング、サマー、ウィンタータイプの色です

ベビーブルーは、乳幼児の服などに使われるブルーの標準的な淡い青い色。ベビーピンクも同様に知られていると思いますが、一般的に知られるようになったのはベビーブルーの方が約40年ほど早いようです。
現在は生まれる前に性別が分かるようになりましたが、昔のフランスでは男女どちらが生まれてもベビーブルーの服を準備していたそうです。ブルーはマリア様の色。神のご加護がありますようにという親の想いからなのかもしれませんね。

色見本:マジョリカブルー

世界の色_マジョリカブルー
※スプリングタイプの色です

マジョリカブルーの「マジョリカ」は地中海西部のバレアレス海に浮かぶ島のことで、イタリア語ではマヨリカ島とも呼ばれています。マジョリカブルーはその島で作られる陶器の色から作られたと言われています。ただ、この陶器はマヨリカ焼きと呼ばれていて、写真のようなブルーのみを使った陶器だけではなく、黄色などの暖色系を使った陶器全体を指しています。

色見本:ネイビーブルー

世界の色_ネイビーブルー
※サマータイプの色です
海軍の絵の写真
Wikipediaの軍服 (イギリス)
からお借りしています。

ネイビーブルーの「ネイビー」は英語で海軍のことで、海軍の青、水平の青という意味の色です。ネイビーブルーはイギリスの海軍の色で、一説では海賊のような集団とはとは違うということを示す制服として採用されはじめたようです。

色見本:インディゴ

世界の色_インディゴ
※オータムタイプの色です
デニムの写真

インディゴは、藍の青を表す色名で、藍の染料や染めた色を指します。有名なのはジーンズなどのデニム生地の色ですね。日本で使われているがタデアイに対し、欧米のインディゴはインド藍に由来します。藍は茜と同様に人類最古の植物染料なので、古くからある色名です。

色見本:アイアンブルー

世界の色_アイアンブルー
※サマータイプの色です
アイアンブルーの写真

アイアンブルーは別名でプルシャンブル-と呼ばれる色と同じ色を指します。
プルシャンブル-は鉄を成分とする青い顔料のことなのですが、アイアンブルーはその主成分の鉄を含む色になります。この色は、江戸時代の日本に渡来し、紺青や花紺青と呼ばれています。

色見本:ミッドナイトブルー

世界の色_ミッドナイト
※ウィンタータイプの色です
夜のやみの写真

ミッドナイトブルーは、真夜中の青という意味。濃紺や黒に近い瑠璃紺などの色を指します。カラーセラピーでの紺や藍色の色彩象徴は深い闇の色なので、まさにそのままの色です。
ただ、一説では明の時代の中国製磁器の青い釉薬からつけられた「ミンブルー」という色名もあるようです。

※使用されるモニターの状況や紙、または布など
モノによって色が変わって見えます。
洋服などで色を取り入れる場合は『参考』としてお使いください。


世界にはもちろんまだまだいろんな色のブルーがあります。
他の色の世界と共に、少しずつ更新していきます♡

参考書籍
タイトル
日本の色世界の色 写真でひもとく487色の名前
監修者:永田康弘
出版社:ナツメ社
書籍の紹介のための写真
参考書籍
タイトル
色の名前事典507 日本の色と世界の色のすべてがわかる
監修者:福田邦夫
出版社:主婦の友社
書籍の紹介のための画像

自分に必要な色を知りたい方はこちらから♡

センセーションカラーセラピーのボトルの写真
パーソナルカラーのピンクのドレープ

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