レッド・ピンクの色の世界・世界の色の色見本。パーソナルカラー対応
レッドの色彩象徴は、太陽、火、血。
太陽や火からは、熱やエネルギー、元気。
血からは、生命力、やる気や活力。
レッドは血のめぐりを良くし、身体を温めるような生理的効果もあります。
頑張りたい時、自分の道を切り拓きたい時、勇気が必要な時にサポートしてくれます。
また、ピンクはレッド+クリア(白)という
よりレッドの意味が強くなるという意味もある一方で
一般的に知られているとおり、
かわいい、女性らしい、愛情、母性などの意味も持っています。
自分に愛情が必要な時、女性らしくありたい時にサポートしてくれます。
ぜひ、世界のレッドを知って生活の中に取り入れてみてください♡
色見本:バーミリオン
バーミリオンは硫化水銀を主成分とする顔料の色のことで鮮やかな朱色のこと。ルネッサンスの頃までは天然朱の「辰砂」の顔料のことであり、銀朱の顔料と色を表す英語名が「バーミリオン」と呼ばれていました。
ただし、水銀と硫黄から銀朱が造られたのは、700年代や900年代と言われていますが、英語のバーミリオンが登場したのは1289年と記録されています。また、このころ各国で銀朱の製造がされ始めたため、色合いの異なるバーミリオンが存在しています。
色見本:トマトレッド
熟したトマトの鮮やかな赤い色のこと。大航海時代にアメリカ大陸(メキシコ)からヨーロッパに伝えられたとされていますが、その当時のトマトは『毒リンゴ』と呼ばれていました。貴族の使用する金属の食器とトマトの酸によって亜鉛中毒が起きていたためです。その後食べられるようにと改良され栽培されるようになったのは、19世紀移行とも言われています。
色見本:ラッカーレッド
ラッカーと聞くと、ラッカースプレーのような塗料を想像すると思いますが、ラッカーの一種として日本の『漆』があります。ラッカーレッドは、漆器の赤のような黄みの濃い赤のことを言います。
色見本:ローズ
ローズは、花の色に由来する色名としては最古のものと言われています。もともとのローズは赤からピンクにかけて幅広い色をさしていたようですが、本来ヨーロッパで使用されているローズという言葉は、英語で言うピンクに相当する色を表していることもあり、ローズ本来の色は薄紅色をさす色とも言われています。
色見本:ローズレッド
「ローズ」の説明にあるとおり、ローズはピンクから赤からピンクまで幅広くさしていた。ローズレッド、ローズピンク、ローズという3種類の呼び名は便宜上作られた色とされています。
色見本:ローズピンク
「ローズレッド」の説明にあるとおり、もともとローズはレッドからピンクにかけての幅広い色をさしてローズと呼ばれていたと言われているため、「ローズピンク」は後に便宜上作られた名前です。JIS規格では、薄い紫みの赤とされています。
色見本:オールドローズ
「オールド」がつく色名は、「古い」、「昔の」という連想から灰色を帯びたくすんだ色になる。グレイッシュな渋い色には「オールド」という形容詞がついていますが、その中でもオールドローズはヴィクトリア朝時代にたいへん人気のある色だったそうです。
色見本:ルビーレッド
ルビーは、現在のミャンマーを主産地とする鋼玉(天然アルミニウムの酸化物)という鉱物が変種したものの一つ。色は、濃紅色からあかるいピンクまでありますが、色名のルビーは紫みのある濃い赤。
宝石としては、結婚40周年をルビー婚とも呼ばれるように、50周年の金に次ぐ値打ちがあるとされています。7月の誕生石。
色見本:ワインレッド
ワインという色名は、1700年代からあったと言われています。ワインレッドは、赤ワインの一般的な色を表現しています。実際には、ワインは産地や使用されるぶどうの品種などで色も香りも味も異なるため、ボルドーで作られたワインの色は、ボルドーと色名がつき、ブルゴーニュ地方で作られたワインは、バーガンディーという色名になっています。
色見本:ボルドー
色見本:ボルドー
ボルドーは、フランス南西部のボルドー一帯で作られる赤ワインのこと。英語でボルドーワインをクラレット(claret)といいますが、 語源となっている”Clear”は「 明るい、澄んだ」を意味する語。現在のボルドーワインのイメージではありませんが、これは現在よりも発酵時間が短かったため、現在のロゼのような淡い色をしていたからと言われています。色名のボルドーは、現在のボルドーの赤ワインに見られる暗い赤紫色です。
色見本:バーガンディー
バーガンディーは、ワインの王様といわれる東部ブルゴーニュ地方で作られる赤ワインの色のこと。バーガンディーは、ブルゴーニュの英語表現。
ワインカラーのなかで最も深い色とされていますが、実際のブルゴーニュワインの色は、比較的鮮やかな赤をしており、色名が表している色とは異なっています。
色見本:アザレ
アザレは、アザレアとも言われる『ツツジ』の花のような明るい赤紫のこと。ここではレッド・ピンクの分類をしていますが、カラーセラピーでは赤紫=マゼンタの色。現実と理想をバランスよく併せ持つ色だったりします。理想郷などの現実離れした場所をうっすらと彷彿とさせるような印象の花ですが、現実離れしすぎないのはマゼンタの色のせいかもしれません。
色見本:カーネーションピンク
カーネーションは、ナデシコ科の多年草です。カーネーションは江戸時代に日本に輸入された花ですが、歴史は古く17世紀のヨーロッパでも300種類の品種があったといわれています。
母の日にカーネーションを送るようになったのは、1900年代前半のこと。アンナ・ジャービスという女性の働きかけにより『母の日』はウェストバージニア州の知事が宣言したことで始まりました。カーネーションを送るようになったのは、南北戦争で負傷した兵のケアをしていた彼女のお母さんが好きなだったからだそうです。
色見本:フクシアピンク
フクシアピンクは、フューシャピンクと呼ばれている色でもあります。植物辞典などでは、フクシア(fuchsia)と書かれていますが、英語読みでフューシャと呼ばれているようです。この色は、亜熱帯アメリカ原産アカバナ科フューシャ属の低木の花の色からとられたとされています。花は枝垂れて咲き、園芸種類も多く、白、赤系、紫系などの花もあり、フクシアパープルという色もあります。
色見本:チェリー
チェリーはサクランボのこと。日本語の「桜色」は花の色からとられていますが、色名のチェリーはサクランボの実の色を指します。サクランボはピンク~赤いものが多く、アメリカンチェリーのような少し赤ぐらいモノもあるが、色名の赤は柔らかな赤。チェリーレッドとも言われる。
色見本:チェリーピンク
チェリーピンクは色名のチェリー同様、サクラの花の色ではなく実の色からとられたもの。実際の実の色より紫みを帯びた色で、濃い桜の花のような色。どちらかというと花の色をイメージさせるような色。
色見本:コスモス
コスモスはメキシコ原産の一年草。18世紀の末にヨーロッパに持ち込まれ、幕末の頃の日本に持ち込まれ人気が出て全国に広がっていったようです。
コスモスを『秋桜』と書くのは、秋に花が咲き、花びらの形が桜の花に似ていて桜を連想させることから付けられたようです。
色見本:ベゴニア
ベゴニアの原種は900余り存在し、交配種は15000を超える種類があります。世界中の環境に適応しているため、バリエーションも豊富の植物です。
また、土や肥料にこだわって育てられたベゴニアは「エディブルフラワー」と呼ばれる食用の植物として使用されます。酸味が強くシャキシャキした食感のようです。ただし、中には毒性のある花があるため、全てが食べられるわけではないようです
色見本:シュリンプピンク
シュリンプは食用の小さいエビのこと。シュリンプピンクは、そのエビをゆでたようなピンク色を指します。シュリンプより大きいプローンと呼ばれるエビやさらに大きいロブスターもピンクの色名として使われています。
色見本:べビーピンク
ベビーピンクは、乳幼児の肌の色だと思われることもありますが、欧米で使われている乳幼児の服の標準的な色のことです。同じくベビーブルーと呼ばれる色がありますが、男女の使い分けとしてベビーピンクが女の子用として使われています。
世界にはもちろんまだまだいろんな色のレッド・ピンクがあります。
他の色の世界と共に、少しずつ更新していきます♡
- 参考書籍
- タイトル
日本の色世界の色 写真でひもとく487色の名前
監修者:永田康弘
出版社:ナツメ社
- 参考書籍
- タイトル
色の名前事典507 日本の色と世界の色のすべてがわかる
監修者:福田邦夫
出版社:主婦の友社
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