トーン配色をイメージさせる色のチップとシルエット

パーソナルカラーの分析で、自分のシーズンを知っても、家に帰るとどの色が自分のシーズンかわからない。。。なんてことないですか?

お店に並ぶ色は、パーソナルカラーの診断の時に使われるドレープのように緑がたくさん置いてあるなんてことはないので、これでいいのかな?と思いやすいと思います。

私は型にこだわるのではなく、気持ちを大切にしてほしいので、着られる色の幅を知って頂いて、『着られる』と思う色を選んでくださいとお伝えしています♪

でも、じゃあ次はどう色を組み合わせたらいい?って思いますよね。
ここでも『これが正解』という目で見るのではなく、『こういう考え方があるんだ~』というくらいに参考にして頂けると嬉しいです♡

色の組み合わせを考えるための『トーン』について書いています。
こちらも併せてお読みください♡

トーンの表と色相の表の写真

配色とは?

配色とは、色と色を組み合わせることで、『2色以上の色を効果的に組み合わせること』です。

洋服の組み合わせのために使う色は、普通は色と色だけで組み合わせたりせず、白黒、ベージュ、ブラウンのようなベーシックと併せると思うので、2色だけでの配色はなかなかしないと思いますが、『配色』を知る上でのベースになるので今回は2色でのご紹介です♪


色彩学で使用されているCPPSのトーンの表

同一トーン配色

同一トーン配色とは、同じトーン内で色を2色(赤・黄色などの色相)組み合わせること。
ちなみに、トーンとは、『明度』と『彩度』を組み合わせた色調のことです。

各トーンには『イメージ』があるため、同一トーンで色を選ぶことで、そのトーンの持つイメージが出来上がります。

例えば、女性らしい、かわいらしい、優しいなんていう雰囲気を出したければ、『ペール』の色でまとめる。
大人っぽい、円熟した感じを出したければ『ダーク』でまとめる。なんて感じで使っていただくと自分の作りたいイメージにまとめることができます♪

ただし、全部同一トーンでまとめてしまうと、締まりがない感じになったり、動きがない感じで野暮ったくなったりするので、アクセントになる色をプラスしてあげると素敵にコーディネートできます♡
ということで、おいおい3色やアクセントの使い方もご紹介していきます。

まずは、考えやすい2色の配色で見ていきましょう♪


同一トーン配色で、シーズンごとの配色を作ってみました。同一トーン、すなわち同じような雰囲気の色違いで併せるとそのシーズンのイメージが出しやすくなります♡

≪ スプリングタイプ ≫

同一トーンでの配色の図

スプリングタイプは、「ライト」、「ブライト」、「ビビッド」などの明るく鮮やかな色が似合います。
スプリングのイメージにも、「明るい」、「元気」、「かわいい」など春の花の鮮やかさや太陽の光を浴び新芽の若々しさを感じるような色です。ブライトの中で組み合わせる、ライトの中で組み合わせることでスプリングのイメージを作ることができるため、あなたの持ち味の「かわいさ」や「明るさ」、「元気さ」を引き立てます♪

≪ オータムタイプ ≫

同一トーンでの配色の図

オータムタイプは、「ディープ」、「ダル」、「ダーク」などの落ち着いた印象を暖かさを感じる色が似合います。
オータムのイメージにも、「落ち着いた」、「大人っぽい」、「シックな」など、秋の豊かさを感じる実り(果実)の色や、太陽の柔らかくなった日差しの下にみられる紅葉した木々の葉っぱの色です。ディープの中で組み合わせる、ダルの中で組み合わせることでオータムのイメージを作ることができるため、「落ち着いた」「大人っぽさ」、「かっこよさ」を引き立てます♪

≪ サマータイプ ≫

同一トーンでの配色の図

サマータイプは、「ライト」、「ブライト」、「ペール」などの優しく雰囲気のやわらかい色が似合います。
サマーのイメージは、「優しい」、「涼やかな」、「エレガントな」などの初夏(雨季に近い)の浴衣で風鈴のある縁側に座っている雰囲気や、水が滴る野菜や花々のような涼やかでちょっと憂いを帯びた景色を思わせる色たちです。ライトの中で組み合わせる、ペールの中で組み合わせることでサマーのイメージを作ることができるため、あなたの持ち味の「優しさ」、「女性らしさ」、「柔らかさ」を引き立てます♪

≪ ウィンタータイプ ≫

同一トーンでの配色の図

ウィンタータイプは、「ビビッド」、「ディープ」、「ライト」などのインパクトのある鮮やかで深みのある色が似合います。
ウィンターのイメージは、「ドラマチック」、「高級」、「クール」などのクリスマスの時期に見られるようなメリハリ感のある色合いから、雪景色に見られるようなクールさやそこで使われるような重厚感ある布や道具に見られるような色たちです。ウィンターに大切なのは、大胆さ。同一トーンのでの組み合わせの中でも、メリハリを感じるような組み合わせをすることで、あなたの持ち味の「クール」でありながら「情熱的な」、「モダンさ」を引き立てます♪

類似トーン配色

類似トーン配色は、隣り合うトーンどうしの配色。
トーンのイメージが近いため、微妙なニュアンスの配色ができます。
各シーズンで使用されているトーンの中での組み合わせをすることで、同一トーンと異なるちょっとリズムを感じるオシャレを作ることができます。

類似トーン配色を図解したもの

①縦方向に隣り合って並んだトーン
明度(明るさ)を軸にした方向に沿って隣り合った関係で組み合わせします。彩度(鮮やかさ)はほぼ同じで、明度さのある組み合わせになります。

②横方向に隣り合って並んだトーン
彩度軸の方向に沿って隣り合った関係で組み合わせします。明度さはほぼ同じで、彩度さのある組み合わせになります。

③斜め方向に隣り合って並んだトーン
明度軸・彩度軸共に異なった位置にあるトーンで組み合わせします。明度も彩度も少し差のある組汗になります。

各シーズンのトーンについては、こちらから♡↓

トーンの表と色相の表の写真

≪ スプリングタイプ ≫

スプリングの色で類似トーンを配色した図

「ライト」の「さわやかさ」や「澄んだ」イメージと「ブライト」の「明るい」、「健康的」なイメージで、同一トーン配色よりもスプリングらしい華やかな配色になります。

≪ オータム ≫

オータムの色で類似トーンを配色した図

「ディープ」の「深い落ち着いた」イメージと「大人っぽい」、「円熟した」イメージを掛け合わせることで、同一トーンより深みのある落ち着いた印象の配色になります。

≪ サマータイプ ≫

サマーの色で類似トーンを配色した図

「ペール」の「女性的」や、「優しい」イメージと「ライト」の「爽やかさ」や「澄んだ」イメージを掛け合わせることで、 同一トーン配色よりもサマーの爽やかで女性らしい配色になります。

≪ ウィンタータイプ ≫

ウィンターの色で類似トーンを配色した図

「ビビッド」の「派手な」、「イキイキとした」イメージと、「ディープ」の「深い安定感のある」イメージを掛け合わせることで、同一トーン配色よりもウィンターのインパクトある高級感を感じる配色になります。

対照トーンの配色

対照トーン配色は、大きく離れたトーンどうしの配色。トーンの明るさと鮮やかさが異なるため、イメージや色の存在感が強調される組み合わせです。

各シーズンで使用されているトーンの中での組み合わせをすることで、同一トーンや類似トーンとは異なるさらにリズムを感じるオシャレを作ることができます。

対照トーンの中の明度が異なることを表した図

明度が高く、濁りのない色味のトーンと、明度が低く濁りを感じるトーンの配色。明暗での差が出るため、類似トーン配色よりさらに動きを感じる組み合わせになります。

対照トーンの中の彩度が異なることを表した図

鮮やかさな色のトーンと鮮やかさの低いトーンの配色。鮮やかさでの差があるため、メリハリを感じる組み合わせになります。

「ライト」は「子供っぽい」や「楽しい」をイメージするトーン。「ダーク」は「大人っぽい」や「円熟した」落ち着いたイメージを持つトーン。真反対のイメージを合わせることで、落ち着いた中にも子供っぽい遊び心を作るような動きのあるオシャレな組み合わせになります。

「ブライト」は「明るい」、「華やかな」イメージを持つトーン。「ダーク」は「暗い」、「円熟した」イメージを持つトーン。真反対のイメージを合わせることで、ただ華やかだけではなく、ただ落ち着いているだけではないオシャレを感じる組み合わせになります。

「ブライト」は「明るい」や「華やか」なイメージを持つトーン。「ペール」は「淡い」や「優しい」をイメージを持つトーン。明度差のトーン配色のようなイメージの差はないけど、鮮やかさの差を出すことができるため、華やかな印象になります。

「ビビッド」は、「派手な」や「イキイキした」イメージを持つトーン。「ペール」は「淡い」や「優しい」イメージを持つトーン。明度差のトーン配色のようなイメージの差はあまり出ないが、鮮やかさの差によってメリハリ感が出るためウィンタータイプが得意な「メリハリ感」を出すことができます。

最後に

洋服で配色をする場合、もちろん2色だけではおさまらないこともあるかと思います。バックの色や靴の色、ベルトなどの小物も入るため、多色使いになることもありますよね。更に柄や素材によって見え方も変わってきます。でも、ベースになる2色での考え方を知ることで、その他の色の合わせ方もイメージできると思います♡

このトーン配色は「洋服の色をどう併せたらいいの?」という方のために参考にして頂ければと思って書きました。まずは自分の自分のシーズン内のトーンで併せることから慣れていくと、更に配色を楽しめるようになります♪

ただ、理論で考えていると分からなくなることもります。自分が「心地よい」と思う合わせ方でOKなので、楽しんでみてくださいね♡

自分に似合う色が分からない方は、こちらから♡


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