グリーンの色の世界・世界の色の色見本。パーソナルカラー対応
グリーンの色彩象徴は、植物や草原、森林。
『森林浴』なんて言葉がありますが、生命を支えてくれるグリーンは
リラックスや落ちつき、安心感などの癒しを与えてくれます。
『ハート』の色ともされているため、自分のこころの声を聴く、
ありのままの自分を受け入れることが必要な時にサポートしてくれます。
また、自然界に存在するものは『陽』と『陰』に分けられると考える
イエローの『陽』とブルーの『陰』を混ぜた色と考えるため、
『バランス』や『調和』、『安定』なども意味します。
自分と他者のバランス、与えるものと受け取るモノのバランスなどをとり
人との調和をとりたいと思う方はグリーンがサポートしてくれるかもしれません♡
ぜひ、世界のグリーンを知って生活の中に取り入れてみてください♡
色見本:シーグリーン
日本で海と言えば、ブルーというイメージを持っていると思いますが、英語の色名には海を由来にするグリーンがあり、アメリカの色名辞典には異なる3種類のグリーンよりの色が載っているそうです。カラーセラピーでは、海はターコイズの色彩象徴とされており、グリーンが含まれている色と考えます。地形や砂、海草など、海の中の状態で色見本のような黄緑色に見える海があっても不思議ではないですよね。
色見本:エルムグリーン
『エルム』は、日本で言うニレ(楡)の木の英語名です。北半球の温帯で多く見られる落葉樹です。日本で見られるハルニレやアキニレのように欧米でも街路樹や公園などに植えられる親しみのある木です。その葉っぱの色にちなんだ暗い黄緑の色を表します。
色見本:エバーグリーン
エバーグリーンは、「常に緑」と意味するように、『常緑樹』に見られるようなやや濃い目の緑を表します。いつまでも新鮮(常に緑であること)なものを象徴することもあり、名作や名画、名曲などの芸術作品を表す言葉としても使われます。日本の伝統色の『常盤色』に通ずる色でもあります。
色見本:ナイトブルー
ナイルブルーは、その名のとおりエジプトを流れるナイルの川の水にまつわる色名です。『ブルー』とついていますが、実際の色はくすんだ青緑のようです。ナイル川の名前を持つ色名がなぜピックアップされたのか、詳細は不明なようですが、この色名が造られた1800年代にエジプトに関する社会的な関心があったのではないかとも言われています。
色見本:フォレストグリーン
フォレストグリーンは、エバーグリーンと同じように常緑樹の森を示しますが、主に針葉樹の深い緑を表しています。英語の色名には、色の濃淡を表すような順番があります。自然の植物のような場合は、明るい黄緑色を表すリーフグリーン(葉っぱの色)、葉っぱが集合した茂みを表す濃いグリーンのフォリッジグリーン、そしてその茂みが集合した森の色フォレストグリーンという順番になっています。
色見本:ボトルグリーン
ボトルグリーンは、ワインなどで使われているガラス瓶の色を表す色名です。もともと葡萄酒を輸送する際は樽が使われ、携帯する際には革袋が使われていたようですが、その後17世紀頃にガラス瓶とコルク栓が一般化されたため葡萄酒が広く普及されました。その頃使われていたガラス瓶が濃いグリーンだったため、ワインと共に広まり色名となったと言われています。
色見本:ライムグリーン
『ライム』と聞くと、柑橘系のライムの実を想像すると思いますが、このライムグリーンは、ライムの実の色でもあり、菩提樹(西洋菩提樹)の葉の色とも言われています。菩提樹はヨーロッパ産の樹木ですが、アメリカでも生育されていて「ライムツリー」と呼ばれているためややこしくなったと言われています。菩提樹はドイツ語で『リンデンバウム』というため、リンデングリーンとも呼ばれています。
色見本:ミントグリーン
ミントはご存じのとおりペパーミントやスペアミントなどのハーブのこと。ミントグリーンは、葉っぱ由来の色とも言えるようですが、ミントのリキュール(ハッカ酒)の色に由来するようです。
色見本:ジェードグリーン
ジェードは、翡翠(ヒスイ)のことです。5月の誕生石とされている鉱物の一種ですが、ジェードにはネフライト(軟玉)とジェダイト(硬玉)と呼ばれる全く異なる2種類の鉱石が存在します。ただ見た目では区別がつかないためどちらもジェード(ヒスイ)とされているようです。
ジェードグリーンは、カラーセラピーにも存在する色です。通常のグリーンより濃い色のため、『深く自分のこころの声を聴く』という意味を持っています。
色見本:アップルグリーン
日本では、リンゴの色は赤というイメージですが、英語の色名ではアップルはグリーンに含まれています。ただ、イギリスやアメリカでもリンゴはグリーンと決まっているわけではなく、色で使われる場合グリーンアップルのことを指しています。ヨーロッパでは神話などでリンゴが出てきますが、その色はグリーンであることが多く、その昔はリンゴと言えばグリーンだったようです。
色見本:コバルトグリーン
コバルトグリーンの色の絵具などで主に使われている色ですが、顔料の合成が可能になり画家たちが使えるようになったのは19世紀の初頭~中頃と言われています。ただ、コバルトを使用した顔料はそれ以前の1777年頃に実験により発見されていて、色名としては1780年頃からあったようです。また同時期にコバルトブルーも誕生しています。
色見本:アイビーグリーン
アイビーは、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ツタのことです。主に蔓によって生長する木蔦の一種で、西洋木蔦のこと。冬にも緑を絶やさない常緑植物は、厳しい冬を過ごすイギリスなどでは貴重な存在となっていて神聖視されることもあるようです。ツタ自体は、神聖な植物とされているわけではないようですが、イギリスでは身近な植物とされ建物の壁や塀などが一面ツタで覆われているという光景がよく見られます。
色見本:オリーヴ
地中海沿岸に住む人々にとってオリーヴは身近で欠かせないものにもなっています。食生活に欠かせないだけではなく、薬用、化粧品、香料、石鹸などの原料にもなっていて、オリーヴにちなむ名前の人も多いようです。またオリーヴに関する色名も多くあるようですが、色名が葉や実のどこに由来する色なのかはあまり定かにされていません。ただ、一般的にこのオリーヴは、実の色とされているます。
色見本:ミストグリーン
ミストグリーンは、山や森に霧やモヤがかかったような柔らかい感じの緑。『透明感のあるような緑』や、『柔らかい灰がかった緑』などとも表記されます。また、葦のはのような色なので、『リードグリーン』と呼ばれることもあります。
※使用されるモニターの状況や紙、または布など
モノによって色が変わって見えます。
洋服などで色を取り入れる場合は『参考』としてお使いください。
世界にはもちろんまだまだいろんな色のグリーンがあります。
他の色の世界と共に、少しずつ更新していきます♡
- 参考書籍
- タイトル
日本の色世界の色 写真でひもとく487色の名前
監修者:永田康弘
出版社:ナツメ社
- 参考書籍
- タイトル
色の名前事典507 日本の色と世界の色のすべてがわかる
監修者:福田邦夫
出版社:主婦の友社
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