手筒ならではのかっこよさが魅力♡館林手筒花火大会へ
2023年の7月29日はいろんなところで花火大会が開催されていましたが、毎日暑いからこそ暑さを楽しもう!ということで、暑い土地でも有名な群馬県の『館林』で行われる手筒花火大会に行ってまいりました♪
今回は24回目とのことでしたが、過去1度だけ見たことがあったもののそんなに良かったっけなぁ…と思ったりもしておりましたがw
自分も歳を重ねて「趣き」というモノを知ったのか、ただ夜空を見上げるだけではなく目の前で見れる迫力ある手筒花火はホントに”かっこいい”と感じるモノでしたので、ご紹介です♪
目次
館林とは
館林は、群馬県にありながら有名な温泉も山もないような平地で埼玉と茨城、栃木に接している部分にあります。
群馬県民は群馬の形を東を向いている鶴に見立てるのですが、館林はそのちょうど口ばしのあたりに位置します。
数年前までは埼玉県の熊谷にならびホントにホントに暑いとされている場所で有名でした。ただ、気温を図る百葉箱が街中の消防署の駐車場にあったとされるため、常に暑い気温を観測しているのだと指摘をされたらしく、ちょっと涼し気な市内の高校の庭に移設されて以来、天気予報で名前が出なくなりましたが、ほんと~~~~~~に暑いんです。。。
この館林は先にもふれましたが関東平野にあり、大きな川も山もない土地。あまり水の流れのない沼はあちらこちらにありますが、基本田んぼと畑に囲まれた土地のため、地熱に温められまくりのため、めちゃめちゃ暑いのです。
そんな館林。実は、徳川家とのご縁のある場所なのです。
なので、一応「館林城(尾曳城)」というお城がありましたw
ただ残念ながら実際には、お城の跡は何もないのですが・・・。
そのためか、徳川家康ゆかりの地の愛知県の豊橋市で行われている手筒花火を館林でも行い始めたようです。
手筒花火
夏の夜空を彩る打ち上げ花火とは異なり、手筒花火はその名のとおり手で火薬の入った筒を持つ花火。
竹の筒に火薬を詰めたものを放揚する(花火を揚げる)もの。昔から神事の時に奉納されていたようです。
大きなものでは9キロにもなるらしく、その火柱は大きなものだと10mにもなるようです。それを暴れないように抱きかかえ、その花火から噴き出す火の粉はホントに迫力があります。
この火の粉が衣服に燃え移らないように、揚げての方々は「刺し子(さしこ)」と呼ばれる綿で作られた厚手の衣装に身を包んで花火を揚げているのだそう。
とは言ってももの凄い火花、熱いだろうし一歩間違えれば危険だろうと思うほど。
そして、最後には吹き出し口とは反対側から火薬を噴出させる「ハネ」と呼ばれる見どころも。これもまた、一歩間違えたら身体が吹き飛んじゃうのでは?と思うほどの迫力です。
ちょっと調べたところ炎は1200度もあるのだとか。。。
身体溶けないの?という暑さのようなですが、修行ですね。。。
これ、体幹ブレてたら持ってられないですよね。
このとんでもない炎を耐え抜き、無事にハネが行われた瞬間に揚げての方々は緊張から解放され、達成感を感じるのだとかw
熱と炎の勢いを耐え抜くちょっとした?男の度胸と男の美学を表すような夏の祭り。ホント熱いお祭りでした。
館林手筒花火大会について
館林手筒花火大会の会場は、館林駅から歩いて徒歩15分~20分。
基本的にとても暑いので、開催ギリギリにいらっしゃる方にしかお勧めできませんw
会場自体が市役所や市の体育館など公共施設が集まったところにあるため、車は約500台駐車可能と館林の広報のページにもあります。が、基本的に車社会のため、早めに会場に向かわないと駐車できなくなくなります。。。
手筒花火は地上で行うため、会場にはブルーシートが設置されており、そこにみなさん座って鑑賞する感じになっています。
三脚を使用してカメラでシャッターチャンスを狙う方々は、後方に三脚可の場所が設けられていて、そこで早くから場所取りをされています。
なので、場所取りはお早めに。ただし、本当に暑いので暑さ対策は必須ですw
屋台も何件かありますが、一般的な花火大会のような出店などはありませんので、何か持参されるのもありかもしれません。
ただ、『焼きまんじゅう』というご当地名物は食べて欲しいです♡
ちなみに、手筒花火大会は、手筒花火だけでなくスターマインのような打ち上げ花火も揚がります。
手筒花火ももちろんかっこいいですが、夏の夜空に花開く大輪の花火ってやっぱりウキウキしますよね♡
旬のモノはしっかりその時期に味わうことで、運のタイミングをつかみやすくなります。その上ワクワクもありなんて、もうこの後運気上がりまくりです♪
しかも7月末は毎年「ライオンズゲート」と呼ばれる宇宙からのエネルギーを受け取るための門が開かれ始めた時期。たくさんワクワクすることでよいことが引き寄せられないわけがない♪
まだまだ花火大会が開かれる場所もありますし、もし興味がある方はぜひ熱中症対策をしっかりして、来年の館林手筒花火大会へ♡
会場付近のみどころ?をご案内
アンブレラスカイ
会場の隣に位置する市役所の入り口に約550本の傘が青空に浮かび上がります。しばらく前に、軽井沢でも見ましたが、また違う迫力と風に揺れる感じは圧巻でした♡
暑い日差しの下、木陰がないと焼けるように暑い館林でも傘の下はちょっと涼しく視界に揺れる傘に癒されます。
このアンブレラスカイは8月26日(土)まで開催されています。
傘って雨季をイメージしましたが、暑い館林で日傘としてぶら下がっているようです♪
向井千秋子ども科学館
1994年にスペースシャトル・コロンビア号に搭乗した日本人女性初の宇宙飛行士として知られている向井千秋さん。
実は、館林の出身なのです。この科学館自体は30年くらい前から存在していますが、そのご縁から「向井千秋子ども科学館」と名前が変わり、今も顕在しております♪
子どもが体験しながら学べるような施設で、プラネタリウムも見ることができます。アニメとのコラボの番組もあるようです。
城沼の蓮
とくにこれと言ってみどころというみどころではないのですがw、生暖かい風にのんびり癒されてみてくださいw
また、『夏の城沼花ハスまつり』と称してこの沼に咲く蓮の花を船から見る「花ハス遊覧船」というツアーもあるようです。
蓮の花は、朝早くに咲き、昼頃には花びらを閉じてしまうため、このツアーに参加するには朝がおススメです。
今年は、8月15日まで行われているようです。
尾曳稲荷神社
地元では「尾曳さま」の愛称で知られるお稲荷様。館林の守護神でもあります。
主祭神として祭られているのは、日本神話に登場する倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。稲の精霊が神格化されたと言われている女神様で、五穀豊穣、商売繁盛、交通安全などのご利益があります。
参道にはお稲荷様らしく?、朱塗りの鳥居が並んでいます。
朱色(赤)は、昔から魔物や厄をはねのける色として宮殿や神社仏閣などで使用されてきた色です。
カラーセラピーの赤にも同じような意味が使用されています。
ここ最近花手水をよく見かけますが、こちらは手水鉢の中に青い紅葉が沈んでおりました♡なんとも憎い演出です。
より清涼感が増して、暑い日差しの中でも暑さが緩み癒されます。
そして、お稲荷様の裏手に祭られているのが、七福神のお一人である弁財天。
日本では市杵島比売命(いちきしまひめみこと)と同一人物とされ、インドではサラスヴァティーと呼ばれる神様。琵琶を持っているとおり、技芸の神様とされていますが、この琵琶で人の汚れを祓い、雄弁と財宝を授け、子孫をめぐんでくださるそうです。(右側の看板より)
館林の町の中には、七福神がいたるところにいらっしゃるので、七福神巡りもできます。
館林って女性に守られている市だったようですw
上州では「かかあ天下と空っ風」という言葉がありますが納得です。(笑)
館林って何もないんだよなぁ・・・暑いだけで。。。
と思っておりましたが、のんびりゆっくり回ってみると意外に良いとこあるじゃないの!と発見ができる1日でしたw
いつも同じ方向から、同じ価値観で物事を見て「どうせ○○だろう」ってどれだけ物事を決めつけていたことか。。。と知ることもできましたw
視野を広く多角的に物事を見る。
自分がいつも見ている方向からだけではなく、違う方向から見てみるだけでも世界は変わるということを再認識www
夏本番?の8月はこれからw
暑さに負けず暑さを楽しむっていうのもおススメです♡