カラーセラピーとは?

「色は光」という言葉をニュートンが残していますが、色は「光=エネルギー」でできています。
太陽のエネルギーを含んでいるのが太陽光ですが、その光の中には虹の7色がある。その光を反射したり透過したりして表れているものを私たちは「色」と認識しているのです。

その一方で、今や私たち「人も光でできている」と言われるようになりました。
これは実際に細胞を細かく細かくしていくと光になるというもの。そして私たちの細胞の核の周りには電子核という回転をしている核があるので、細胞1つ1つが振動している=波動を放っているということが、私たちも波長や波動を出しているということの裏付けとなっているのです。

そんな「波動」や「波長」は共鳴し合うものと引き合います。だからこそ、色で人の心理が読み解けるのです。

カラーセラピーは古くて新しいセラピー

色の力は古代から信じられ人類の歴史と共にありましたが、実はカラーセラピーが誕生したのは1980年代のこと。

イギリスのヴィッキー・ウォールという女性によって、2層ボトルのオーラソーマというカラーセラピーシステムが作られたのが最初です。その後、オーラライト、アヴァターラというカラーセラピーシステムが作られ、現在の3大英国式カラーセラピーとなっています。

日本でカラーセラピーが知られるようになったのは、1990年代のこと。
現在日本で広がっている数々のカラーセラピーは、イギリスのカラーセラピーシステムが基になり作られています。

カラーセラピーは、「診断」して「処方」すること

カラーセラピーは、日本語にすると「色彩による療法」です。
クライアントが選んだ色をカラーセラピストが色の知識を通して、「色による診断 Color Diagnosis」を行い、その診断結果に従って「色による処方 Color Hearing」をすることで、クライアントが今最も必要な色を取り入れてもらうということをします。


簡単にお伝えすると、色を通してクライアントのこころの中の状態をカラーセラピストが読み解きます。
過去、どんな環境で育ちどんな性質を持っているのか?
◇乗り越えるべき課題はどういったことか?
◇今現在どんな状況下にいるのか?
◇これからどうなろうとしているのか?

などを色の意味や位置から読み解き、色のい持つ意味に関することがあるのかどうかをクライアントに聞きながら進めていきます。

カラーセラピーでは、全ての色を持っているとバランスがいい状態と考えるため、クライアントの色のバランスを見ながら、今必要な色を取り入れていただくための処方をするというのが一連の流れなのです。

色の歴史

色は光、光は神

カラーセラピーのルーツを辿っていくと、原始時代にまでさかのぼります。
太陽を神様としていた時代であり、シャーマニズムと呼ばれる原始宗教を取り入れていたころ。現在の私たちのように科学的な知識がなくとも、色を使っていた時代です。

原始宗教には、太陽崇拝という太陽を神様とする考えがあります。日本や海外の神話にもありますが、太陽がなければ植物は育たず、食べ物もなくなるというところから命の恵みを与えてくれる偉大な存在だからこそ、神様とあがめていたのです。

その神様の光を浴びて育つ植物や、木々にみのる果実、花や石、地球のあるもの全ては共通のエネルギーを持っていると考えられていたのです。
現代の私たちが忘れがちなことですが、冷静に考えるとそうだなと思うことですね。

そのため、人は病を患うとシャーマンと呼ばれる医師の所へところへ行き、診断を求めますが、治療として土の中に埋められて自然と一体になることを強要されたなんて話もあります。
また、血を流すと身体から「赤」が身体から抜けてしまうということで、赤いものを傷口に塗ったり口に入れたりすることで、補おうとしていたなんていうのがカラーセラピーの色でその人の健康状態をよくするということのルーツになっているのです。


宗教 VS 科学

人類の歴史上の出来事の背景には、表立ってはいないものの必ず宗教の存在があるような気がしますが、色の歴史にも宗教は関係しています。

エジプト時代から始まりギリシャ・ローマ時代進むとシャーマニズムを引きついたようなただ色が抜けたから補うというだけでなく、様々な医者たちがもデータをとり、データを基に色を持って処方するということをし始めます。
それがのちに科学・化学へと発展していくのですが、キリスト教が権力を持つようになると科学・化学を「神への冒涜」として禁止され、錬金術と呼ばれる神秘主義的な考えが広まります。

今やいろんな漫画やアニメなどで見聞きすることのある「錬金術」ですが、四元素という考えを基に、これらの要素を持つ物質を全てを混ぜると「賢者の石」という卑金属を貴金属に変えることができ、なおかつ病気を治す万能薬が作られるというもの。この錬金術のおかげで今現在多くの物質や仕組みが存在しているそうですが、実はこの錬金術にもカラーは深く関係しています。

19世紀にイギリスで

11・12世紀は教会が権威を持つ時代が続きますが、同じく錬金術も盛んでした。それは、ルネッサンス時代に入り、ローマ教皇が廃止するまで続きます。

その後、神中心の文化から人間中心の社会を目指した革命の文芸復興運動が起こります。この頃から解剖学や薬学が発達し、バロックでは科学や医学が発展したことで「色」を使った診療は完全に忘れられていきます。


ですが、19世紀にアメリカでカラーを含む東洋医学的な治療が広まります。
産業革命によって、都市化が進み精神病患者が増えたことにも由来します。また、新しい時代を生み出そうとする、今でいうスピリチュアリティな考えを持つニュー・エイジャーの出現により、アメリカに次ぎイギリスでもこの精神世界の考えが広まっていきます。

19世紀にアメリカにて東洋的な思想やオーラなど目に見えないものを使用した治療が広まったことにより、アメリカではカラーセラピー等は禁止されましたが、イギリスでこれらが取り入れられたことにより現在のカラーセラピーの大本となる2層のカラーを用いた「オーラソーマ」が1983年に開発されたのです。

現在のカラーセラピーへ

その後、同じく2層のカラーで作られたカラーセラピーシステムであるオーラライト(1991年)、アヴァターラ(1995年)がイギリスで誕生します。

オーラソーマは現在も創始者の意思を引き継がれながら、ボトルが増えたりするなどの独自の発展を遂げていますが、オーラライト、アヴァターラは現在のオーラライトジャパンの代表である「橋本俊哉代表」によって日本に紹介されます。それらの英国式カラーセラピーのノウハウは橋本代表によりしっかりと活かされ、センセーションカラーセラピー(1995年)を始めとして親しみやすいカラーセラピーとして広められています。

今現在日本では様々なカラーセラピーが作られ普及していますが、それらの背景にはこんな歴史があるのです。

占いではなく、こころを見るツール

光を当てて影を映し出す

カラーセラピーは、占いやスピリチュアル的な自分以外の何かからお告げのようなものを得るためのツールではありません。

クライアント自信が、自分の目で色を見て選んで、手に取り、置いた色を使用します。
どちらかというと「投影法」という心理テストを使用したもの。
自分自身に「光を当てることにより、影を映し出す方法」とも言われていますが、あいまいな視覚や言語刺激に対して、連想されるものなどを自由に反応してもらうことで内面を診ていく方法のことです。回答を意図的に操作することが難しく、深層心理までとらえられると言われています。

視覚による心理的効果を使ったセラピー

また、色(視覚情報)は刺激として脳に届き、私たちの潜在意識と呼ばれる「大脳辺縁系」や「脳幹」に届き過去から蓄積してきた「記憶」にアクセスします。
その刺激により連想されることや象徴的なことなどを呼び起こしたり、感情を出したりします。


私たちの脳の中には、顕在意識・潜在意識・集合的無意識と分けられる意識レベルがあります。集合的無意識の中には、個人が学んで得たモノではなくすでに生まれた時もしくは、生まれる前からある全人類共通のこころの要素が存在します。
簡単に言うと光刺激に対する生物学的反応など、教えられなくてもなんとなく知っている情報のことです。そのそもそも備わっている「色」という基本情報を使用して心理を探っていくのです。

自分のこころとの対話の時間

カラーセラピーは、クライアントが自分の「目」で選んだ「色」に関連する色の意味を「刺激」という形でカラーセラピストから投げかけられることで、無意識の領域にしまってあることを意識の領域に掘り起こすということをします。
今自分にとって必要なことを色に投影し、自分の中にあるものに「気づき」、視覚情報としても認識することで意識が変わっていくというのがカラーセラピーなのです。

なので、自分のこころとの対話の時間であり、自分のこころ(頭)の中を整理する時間でもあるのです。


あなたも自分と向き合ってみませんか?
これからの自分の人生をもっと自由に生きるヒントが見つかります♡


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