色と潜在意識はリンクします。
カラーセラピーは潜在意識にアクセスし、自分を紐解いていくためのツールです。



とカラーセラピーのことをご説明したりしますが、「???そもそも潜在意識って何?」って思ったりもしますよね?実際に、「潜在意識って何ですか?」と聞かれることも時々あるのです。


以前より心理やスピリチュアル的なことに関する知識や情報が増え、興味を持つ方が増えたため、なんとなく知っている方も多いとも思いますが、潜在意識は人生をよりよくするヒントがたくさん眠っている場所とカラーセラピーでは考えるのです。


まだまだ謎が多い『脳』の領域のため、決定的にこれです!というものはないのですが、私たちの人生をコントロールしている『潜在意識』のご説明をしたいと思います♪

「顕在意識」と「潜在意識」

私たちの脳には、「潜在意識」と呼ばれる脳の領域と、「顕在意識」と呼ばれる脳の領域があります。

潜在意識とは

潜在意識は、簡単にお伝えすると『無意識』の領域になります。読んで字のごとしですが、意識せずとも勝手に動いている「意識」のこと。「自覚していない意識」と言われたりもします。


私たちは、1日の内で多くのものを見聞きし、脳にインプットさせています。
でも、きっと全ての詳細を覚えてはいませんよね?
家から会社への道をいちいち「右曲がって、左曲がって」なんて考えて動いていないと思います。それだけでなく、今日の夕飯どうしよう?とか、土日は何して過ごそうかなんて考えて歩いていたり。


これらの「普段は意識していない情報や知識」をしまっておく場所を『潜在意識』と呼んでいます。過去に得た知識や情報、感情や出来事などをインプットしておく場所なのです。

顕在意識とは?

そして、顕在意識は通常「意識」と呼んでいる『有意識』の領域。自分で認識できている意識のことです。

あれして、これして
これをやったらこうなって・・・
なんて、意識したり自分の意思で動かしている部分です。

たった10%の潜在意識の役割とは

「潜在意識」と「顕在意識」の関係は、よく氷山をたとえに使われますが、イメージ化するとこんな感じになります。

この図にある通り、「顕在意識」つまり普段私たちが認識して考えたり悩んだり判断したりして使っている脳の機能としては、10%未満なのです。


残り90%以上が、潜在意識と呼ばれている部分。
ここでは、過去の経験や感情などだけではなく、肉体を維持するという心臓を動かしたり、体温調節や自律神経、ホルモンの調整なども行われていますので、これだけのパーセンテージが必要というのもうなずけますが、私たちの人生を左右している部分は、この「潜在意識」にあるのです。


潜在意識には、過去から積み重ねてきた経験から得た知識や感情、「こうするといい」、「こうすると上手くいく」と学んだものなどがため込まれ、私たちは死なないように、傷つかないように生かされているのです。
もちろん、上手くいったパターンも、上手くいかなかったパターンもです。


そのため、ここがネガティブな思い出やネガティブな感情でいっぱいだったりすると、これ以上自分が傷つかないように、これ以上自分が辛い思いをしないように、いうなれば「死なないために」、「生存し続けるために」行動や思考がブロックされるのです。


潜在意識は、私たちをいろんな意味で守り、生かしてくれている存在ですが、でもだからこそ、ここにしまってある情報にアクセスし、もうすでに不要になったものは手放し、封じ込めていた感情は解き放ち、自分の中でネガティブだと思っていたことを上書きすることで、未来は変わるのです。


それができる方法の1つが、カラーセラピーなのです♡

感情は、潜在意識の中の記憶によって作られる

「感情は、勝手に湧いて出てくるものではない」
これは、私が心理学を学んだ時に聞いたことで、「そうなの?!」と驚いたことですが、感情って勝手に出てくるものではないってご存じでしたか?


感情は勝手に湧いて出てきているのではなく、既に潜在意識の中に保存されている昔の出来事によって作られているのです。

意識を分けたユング心理学

先ほどの図を使ってもう少し詳しくお伝えするために「ユング心理学」を使ってご説明すると、意識は3段階に表されます。
表層意識(顕在意識)、個人的無意識(潜在意識)、集団的無意識。

ユング心理学を基にしています。


顕在意識は、ユング心理学では『表層意識』と呼ばれています。表層とつけられている通り、表に出ている部分なので、先ほどお伝えした、『意識』や『有意識』とも同じことを表します。


「潜在意識」は個人的無意識と呼ばれ、その名のとおり個人的な無意識のことを指します。個人的に学習して得た知識や情報、感情などがしまわれている場所。子供のころに過ごした環境によって得た経験によって得た感情や、親御さんや先生、学校などの集団行動などで身に着けた「べき、すべき」などの情報です。


そして、最後が集合的無意識
集合的無意識は、他者ともつながっている部分と言われています。人類共通の教えられなくても知っていること、例えば日が登ったら1日が始まり、日が沈んだら眠りについたり、喉が渇いたら水を飲むことなど、原始時代から行われていたようなことがここに収納されています。

そして、情報や思いや望みなども含まれると言われています。流行が起きたり、その時代時代で人々が求めるものというのは、人類が共通して持ってる欲求だったりするのです。そんな集団の意識が集合的無意識と呼ばれる部分になります。

感情は自販機のように生み出される


では、問題になる『感情の基』が収納されている部分は?というと、個人的無意識の領域になります。


子供のころに○○して母親に褒められた。
××をして先生に怒られた。
☆☆☆をしたらみんなに嫌われた。
そういった出来事に対する情報や、その出来事に対して受けた感情や想いが象徴やイメージとして蓄積されていくのです。


褒められた記憶は、自分に『OK』を出す基準になり、自信となって蓄積されます。
その逆に怒られた記憶は、自分に『NO』を出す基準になり、私はダメなんだ…という基準となって蓄積されます。


潜在意識の中には、象徴やイメージで収納されていると言われています。
そのため、潜在意識の中にある☆型と同じような刺激が外から加わると、過去に☆型として収納したときの感情や反応が瞬時に発生するんです。


ちょうど自販機のような仕組みです。
外からの刺激としてコーラのボタンを押すと、自販機に内蔵されているコーラが出てくるといったような。


この刺激に対して現れた反応が、もしネガティブなものであれば、この反応を作り出している基は既に過去のものなので、手放したり、その時に本当は感じるはずだった感情を感じてあげたり、ポジティブな意味に上書きをしてあげることで、今必要な行動や感情をすんなり受け取れるようになるのです。


だから、過去から作られてきた自分を『知る』ということが大切になってくるんです。

思い出したくないものは、そのままでもいい

時々過去のことをほとんど覚えていないという人もいます。
それはそれで、不要だから記憶として持っていないという場合もあるし、生きるために、二度と傷つきたくないという思いから、重く閉ざした箱にしまっていることもあります。


もしそれらを持っていたとしたら、私はそれをこじ開ける必要はないと思っています。それくらい触れたくないものだから。
でも、それを全くないものにするのではなく、そういうことがあったなと気づき、
感情にフタをするようなきっかけがあったことや、そんな中、それでも私はよく頑張って生きてきたなって自分を褒めてあげて欲しいと思っています。


そうやって、今の自分を受け止め、褒めて、許して、認めてあげることで、「今」は変わり、過去も未来も変わっていくのです。


だから、こじ開けることがいいというわけでも、過去を見なければいけないなんてことではないんです。ただ今の自分の置かれている状況に納得できない、もっと自分を活かしてもっとラクに自由に行きたいのに…なんて思いがあるのなら、「今どうしてこうなっているのか」ということに自分で気づき、時には思い出すために、自分の潜在意識にアクセスすることでこころを軽くすることができるということなのです。


私たちは、常に頑張っているのです。生きるために。
だから、癒してあげられる部分は癒してあげて、今を生きるために活かせるものは活かして欲しい。ただそれだけなのです。

なぜカラーセラピーが有効なのか?

潜在意識にアクセスする方法は、カラーセラピーのほかにいろいろとありますが、カラーセラピーは自分で選び取り、自分の目で認識しながら、自分のこころと向き合うことができるため、納得しやすく、腑に落ちやすいのです。
▽カラーセラピーとは?自然のエネルギーを使った先人の叡智と色彩心理


カラーセラピーは、当たり前ですが「色」を使います。「色」は光(太陽光)からできているため、そもそもエネルギーを持っているのです。そして、私たちもエネルギーを持っている存在です。どちらも「波動」を発しているからこそ、同じエネルギーに共鳴するのです。
だから、自分が選んだ色に自分のこころが映し出されるのです。


こころは目に見えないものですが、それを色に投影することで視覚情報として得ることができます。しかもそれは自分で選んだもの。
その色に映し出された自分の中でいろいろとこんがらがってしまった思いや悩みを、色の意味を使って1色1色紐解いていくため、自分の中を整理しやすいのです。


そして、カラーセラピーは断定や決めつけをしません。
「答えは自分の中にある」
というのが、カラーセラピーのベースにあるからです。


カラーセラピストは、クライアントの代わりに色を読み、通訳をすることが役割。なので、決めたり強制することは何一つなく、全て可能な範囲でご自分が気づいて受け入れられるものを選んでいただくことを基本にしています。


私たちは、自分で納得したことにしか動けませんよね?
誰かに「そんな彼氏なら別れちゃえば?!」と言われたとしても、自分で覚悟ができていなければ「そんな悪い人じゃないんだよ」といつまでも文句を言っている彼にすら弁護をするはず。でも、自分のが決まれば人は「そうだよね」って人の助言も受け入れ動きだせる生き物なのです。


だから、カラーセラピーは「今、あなたの潜在意識はこう認識していますよ」とお伝えするツールにすぎないのです。
でも、潜在意識の中にすでにあるものなので、意識で受け入れられれば動きだせる。
そのこころの底にある本当の意思を自分の目で見て、色の意味を耳で聞くことで、自分の意思を変えていけるのが「色」の本当の魅力なのです。


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