目次
チャクラとは
私たちが生きるためには、脳や心臓のような臓器を含む肉体と、こころや魂といわれるような目には見えない生命エネルギーが必要になります。
肉体は、モノを食べたり身体を動かしたり、眠ったりすることでエネルギーチャージできますが、気力の元である生命エネルギーは『チャクラ』と呼ばれる体にあるポイント(ツボ)からチャージすると考えるのが『チャクラ』の考え方。
太陽(高次元)のエネルギーを体の中に取り込み、体の中にあるすでに不要になった『氣』を外に出しすための回転する『ツボ』のようなものが体の中心に7つ(諸説あります)あると考えられています。感情や精神的なものと身体を繋げ、心身を活性させ発達させるために影響を与えているとも言われています。
チャクラは、サンスクリット語で「車輪」「輪」の意味を持ち、常に回転しているものを表します。
色とチャクラ
この7つのチャクラは、虹の7色と連動しています。
チャクラは古代インドで使用されていた概念であり、現在ではアーユルヴェーダやヨガなどでも使用されています。
ヨギーと呼ばれるヨガの修行層たちは、このチャクラを全て活性化させることで悟りを拓くことができると考え修行をしていると言われていますが、古代のチャクラには色がなく、その後チャクラの持つテーマと合う波長を持った色が当てはめられたともいわれています。
近代になって、西洋医学を中心にしていた欧米諸国が東洋の概念を取り入れるようになり、色が持つ生理的・心理的効果を活かし、古代の人々の叡智と共にイギリスで作られたのがカラーセラピーです。
7つのチャクラには、それぞれ精神的な成長に関するテーマがあり、それらが全て整うと神様(完璧)になるというのが、カラーセラピーを最初に作った英国式(キリスト教圏)の考え方でもあるのです。
※東洋のチャクラとキリスト教の考え方は似ているところがあるとも言われています。
この『チャクラ』という考え方を使って、カラーセラピーは色を選んだ方の心身のバランスや現在の状況、その方の課題となるもが何であるのかを色を見ながらセラピーを行っています。
心身ともに健康で、幸せな人生を歩むために取り入れるといい考え方の1つなのです。
ちなみに、古代チャクラは6+1と表されていて7つとされていますが、カラーセラピーではそのシステムを作った創始者の考えにより、第8チャクラとしてローズマゼンタから先に色が続くこともあります。
また、身体には数百、数千のチャクラがあり、経絡と同じと考えられていることもあります。
チャクラとテーマ
「私は〇色があって、〇色はない」ということはない
7つのチャクラは、生まれた時から7つ1人1人に備わっています。
色で言うと、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、インディゴ、バイオレットと虹の7色が揃っている状態です。
チャクラは先ほど精神の発達段階を表すと言いましたが、私たちは第1チャクラのレッドから、オレンジ、イエロー・・・バイオレットと経験を重ねて積み上げながら成長を重ねていきます。
▽簡単なチャクラの成長段階の説明はこちらから
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チャクラとテーマ
テーマ | 課題 | |
第1チャクラ | 生存、肉体的欲求 | 生命を維持する |
第2チャクラ | 感情、社交、欲求と創造 | 人と交流すること |
第3チャクラ | 個人の力、意志 | 個の確立 |
第4チャクラ | 愛、人間関係 | 調和とバランス、本当の自分 |
第5チャクラ | 精神性、コミュニケーション | 自己表現、内省、受容 |
第6チャクラ | 直観、知恵 | 自分を知る、自分の道を探す |
第7チャクラ | 霊性 | 自己実現 |
第1チャクラから、チャクラを育む過程で何らかの影響により、うまく活性化(成長)できていなかったりすると、その色のテーマが人生の上での「課題」になったり、大人になった時に苦手なこととして乗り越えなければならないこととなったりします。
ということは、逆に言うと今現在そのテーマを取り組めば自分自身のバランスがとれるようになり、人のことを気にすることがなくなったり、不安や心配から解放されたり、人間関係を円滑にできたりと、生きづらさが減るということになるのです。
ヨガやアーユルヴェーダでは、このチャクラが活性化されている状態を「開く」と表現していますが、活性化されている状態で問題なくチャクラか生命エネルギーが身体に取り入れられていると、心身ともに健全な状態でいられ、自分の身に起こることがポジティブにそしてスムーズに展開されていきます。
チャクラの位置と身体の関係
7つのチャクラは、身体の脊柱に沿って存在し、精神的な成長だけでなく身体にも深く影響を与えます。
ざっくりと、
第1チャクラは足(ボディ)、
第2チャクラは腸、
第3チャクラは胃、
第4チャクラは心臓(ハート)、
第5チャクラは喉、
第6チャクラは第三の目、
第7チャクラは頭頂(頭)
と身体を司ります。
色 | チャクラ名 | サンスクリット語 | 位置 | |
第1チャクラ | 赤 | ルート・ベースチャクラ | ムーラダーラ | 肛門と仙骨の間 |
第2チャクラ | 橙 | セイクルチャクラ | サヴィディシュターナ | 仙骨・丹田 |
第3チャクラ | 黄 | ソーラプレクサスチャクラ | マニプーラ | 腹部と胸骨の間(みぞおち) |
第4チャクラ | 緑 | ハートチャクラ | アサーハタ | 胸の中央 |
第5チャクラ | 青 | スロートチャクラ | ヴィシュッダ | 喉 |
第6チャクラ | 藍 | ブロウチャクラ | アジュニヤー | 眉間・額の中央 |
第7チャクラ | 紫 | クラウンチャクラ | サハスーラ | 頭頂 |
チャクラと内分泌系(ホルモン)
チャクラはホルモン(内分泌系)とも関係を持ちます。
チャクラから正常なエネルギーが流れている時、ホルモンは身体の機能を一定に保つ作用をしますが、何らかの作用により異常がある場合、ホルモンの機能は低下します。
ホルモンは、血中に流れると身体に大きな影響を与えるため、環境の変化や心身の状態などの影響などにより、よくも悪くも心拍や体温、代謝、睡眠、感覚など、精神的、感情的にもあらゆる面から影響を受けることになるのです。
カラーセラピーでは、このチャクラに関する色を選んでいる時、そしてその色の意味が特にネガティブである場合、その色のテーマから何らかの異常が体にも表れると考え、セラピーを行います。
身体 | 内分泌 | |
第1チャクラ | 尾てい、血液循環、骨、脊柱、肉体、骨、骨格、脚 | 副腎 |
第2チャクラ | 脾臓、仙骨、腸、生殖器、膀胱、 前立腺、子宮 | 生殖線 (卵巣・精巣) |
第3チャクラ | 胃、肝臓、腎臓、膵臓、太陽神経叢、自律神経 | 脾臓 |
第4チャクラ | 心臓、肺、循環器 | 胸腺 |
第5チャクラ | 喉、甲状腺、気管支、口、口腔内、首 | 甲状腺、副甲状腺 |
第6チャクラ | 額、松果体 | 脳下垂体、松果体 |
第7チャクラ | 頭、脳 | 松果体 |
チャクラは、それぞれ特有の周波数を持っています。
チャクラにリンクする色(光)を考えるとおわかりいただけるかと思いますが、「色」は光(電磁波)からできているので波長を持っているのです。
そして、私たちの体も「光」からできていると考えられていますし、量子力学の世界でも、細胞を核まで細かくしていくとそれぞれが振動していると伝えられているので、私たちの体にも波長があると言われています。
私たちの神経や臓器もそれぞれ波長を持っていて、チャクラから取り入れられるエネルギーと共鳴するため、チャクラの状態によって影響を受けることになります。
神経系のお話となると、カラーセラピストはイエローの第3チャクラをよく使用したりしますが、第3チャクラと共鳴する太陽神経叢は胃や膵臓、胆のう肝臓などとつながっているため、第3チャクラのイエローのテーマにうまく取り組めていなかったり、神経を刺激されるような状況下にいると胃が痛くなったり、肝臓が弱ったりなどという症状にも表れるのです。
バランスのいい状態にするには
チャクラを活性化させるためにはヨガのような身体を動かす方法もありますが、自分が苦手だなと思うテーマにチャレンジしてみることが1番有効な方法です。
人前で話す、自分のことを人に伝える、コミュニケーションや自己表現が苦手と感じる方は、第5チャクラのブルーのエネルギーが足りない可能性があります。
そもそもの第5チャクラのテーマに取り組むことができればそのまま取り組むことで活性化できますが、もしそれ自体が難しいと感じる方は、1つ前の第4チャクラのテーマに取り組んでみてください。
チャクラは積み上げていくものなので、今自分が必要だと感じているテーマが難しいと感じる場合、その1つ前のチャクラのテーマがまだ活性化されていない、弱い状態ともいえるのです。
また、色もエネルギーを与えてくれます。
アファメーションと一緒に色と取り入れてみてください。
「私は私が思うことを口にすることができる」
という意志と共にブルーを取り入れることで、自分の意識は変化していきます。
ここに書かせていただいたものは、まだまだチャクラの概念一部です。
今後1色1色まとめていく予定です。
もう少しざっくりと書いているチャクラのお話はこちらから♪
チャクラの色のエネルギーの特徴から、
『この色のエネルギーを持つ人はこんな人』
というタイプ分けをしています。
自分にない色を強く持つ人を理解すると人と交流しやすくなるのです♪
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参考書籍
- チャクラヒーリング
- 著者:リズ・シンプソン
訳者:竹田 悦子
出版社:ガイアブックス