”気が合わない人” が気にならなくなる考え方

あの人を見るとモヤモヤする

なんか気が合わない。
なんか好きになれない。
見てるとイライラする。
なんで?!私は○○なのに、あの人は!


想いの大小はあると思うけど、そういう人きっと誰にでもいると思うんです。
私にもかつてそういう人がたくさんいました。
絶対気が合わない!って思う人。^^;
私は、レッドも強いので、好きな人は大好き♡だけど、嫌いな人は大っ嫌い!!って人だったのですw
今は、そういうのはなくなりましたw


そんな大嫌いだった人の1人が私の父。
でも、私が「ホント嫌い、許せない!!」って思っていたのは、私の中の大っ嫌いな自分だったんです。^^;


一方的に人のことを決めつけ、自分は大したことないのにいつも偉そうで、人の話は聞き入れない、そして人に負けることを強く嫌う。
そんな父が許せなくて、理解もしたくない!!って思っていましたがwww
全部自分だったんですよねぇ。。。
いやぁ、お恥ずかしい。^^;
でも、いまや昔の話ですよ、昔。。。汗

影(シャドウ)という考え方

心理学には、影(シャドウ)という考え方があります。
人の中には、陰陽太極図のように、本来「陰と陽」があるんです。

陰と陽があることが健全な状態なのです。



『いい人』とカテゴライズされる「常識を持ち、他者を傷つけることなくみんなと仲良く輪を作る」そんな部分を『陽』とするならば、『陰』は、『嫌な人』だと思う部分。自分勝手で、利己的で、人を不快にしたり、他者と相容れようとしないようなところ。


私たちは、子供のころから他者と同じであることをよしとされる教育を受けますよね。
お友達と仲良くしなさいという教育。
前へならえ、右向け右的な行動や、そもそも「学校へ行く」などの徹底的な集団行動。
もちろんこれがいい、悪いの問題ではありません。^^


ただ、そういった中で育ったからこそ、人と仲良くできなかったり、人より飛び出たり同じ行動をできないと怒られたり非難されたり。。。
それを恥ずかしいと思う人がたくさんいることは事実で、みんなと同じことをできないと悩む人はたくさんいます。


人と同じ、常識的、普通などとカテゴライズされないことを悪だと思い、そういう教育を受けてきて、そうあるべきだとすり込まれているから。だからみんな頑張ってみんなに愛されるために、みんなと同じであろうとして「いい人」を演じている。
実は、みんなめちゃめちゃがんばってるんですよね。^^


その誰かが作った物差しに当てはまる「いい人」であろうとして、自分から切り離してきた「悪」の部分をシャドウと言います。
そう、本来は、自分の中にあっていいはずの部分です。

陰(影・ネガティブ)の部分は悪?


太陽が出ていると、影って存在しますよね。
この地球上の話で、物体があることが前提ですが、光があれば、必ず影は存在するんです。
晴れている日を「いい天気」とよく言いますが、じゃあ毎日毎日晴れていたらどうでしょう?
川や貯水池の水は枯れはて、植物や作物が育たなくなりますよね。^^;


毎日毎日夜の来ない日があったらどうでしょう?
寝れませんよねwww
ゆっくり寝ることができなくて気が狂うと思いませんか?(笑)


影の部分を悪いもののように私たちはジャッジしますが、いいことしか言わない人って信用できなくないですか?(笑)
実は、腹の中は真っ黒なんじゃない?なんて疑ったみたり。


本当は、みんな黒い部分を持っているのに、それを悪だと思うから切り離そうとするんです。だから、その「悪」を自分も持っていていいって思えばよいのです。^^

認めないとずっと現れるシャドウ

大っ嫌いなタイプの人って、そういうタイプの人を克服するまで似た感じの人がずっと現れませんか?(笑)
なんかまた同じことされた。。。とか。
いつも同じようなことでイライラしてるとか。


それは、自分の中にある先ほどお話しした「影」の部分を切り離してきたからなんです。本当は陰と陽、善と悪があって完全になるのに、善ばかりで生きようとしているから、自分の中にあるべきの「悪」の部分が「私もあなたの一部なの!」と現れる。


だから、話が最初に戻りますが、私が大嫌いだと思っていた父は、実は自分の中にあった自分が嫌いだと思っていた部分に当てはまるんです。^^;
こうなりたくない!こうあってはいけない!絶対許せない!
って、悪だと思っていたから、拒絶していたんですw


嫌いなタイプって、自分をイライラさせたり、もやもやさせたり、ザワザワさせたりすると思うんです。
ただ、嫌いなタイプと言っても常識外れみたいな「悪」だけでなく、女性であればぶりっ子ができて男の人に甘えられることができたり、ダラダラして家の中を片付けようとしない子供だったり、子供のことを全く気にかけてくれない夫だったり、もっと考えてよ!って思うくらい考えなくモノをいう人など、自分が我慢していることを平気でやっている人や、自分が大切にしているものを否定したり壊したりするようなことをしている人なんですよね。

自分の中にもあるって認めるとラクになる

なので、もうお分かりだと思いますが、自分の中にもある。
自分もそうしてもいいんだって許可をしてあげると、嫌いなものが減っていきます。^^


ただし、注意していただきたいのは、「ただ認める」以上。
そこまでにしてください。
自分の中にもあったものだ。あってもいいものだって認めて、やるかどうかは別の話です。


あ、悔しいけどそうかも。
でも、私はやらない。


ってそれだけで自分の周りに起こることは変わってきます。^^
でも、もしできるなら、その自分が我慢していたことをやってみてください♡


男性にぶりっこしてみたり、家を片付けるのをやめてみたり、きちんとすることや我慢することをやめる。
お子さんがいる方は一緒に騒いでみたり、走り回ってみたり、遊んでみたり。人を妬ましく思ったり、あれこれ言いたくなるのは、自分がそれだけ頑張っていたってことなんです。^^
こうあるべきっていう自分にすり込まれた理想に、もしくは自分がなろうとした理想に向かって頑張っていただけなんです。


でも、それが実はちょっと辛くて、そんな自分が我慢していたことをやっている人がちょっと許せなかった。ただそれだけなんです。^^


もちろん許せない人がいるのを無理に許した方がいいって話ではありませんので、こちらもご注意を♡
自分が大切にしているものを汚されて腹が立つ。
それを許せなければ、それは許さなくてもいいんです。^^
嫌いなものを嫌いと言ってもいいんです。
怒りたかったら怒ってもいいんです。
受け入れられなければ受け入れなくてもいい。


ただ、もうちょっとラクになりたいと思うなら、こういう考えもあるってことを知っていただきたい。ただそれだけなんです。
自分のこころを大事にして、自分をできるできないでまたジャッジしないでくださいね♡


きっとあなたは十分にがんばっているから。
そんな自分をえらい!ってまずは自分で褒めてあげてくださいね♪


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