バイオレットの色の世界・世界の色の色見本。パーソナルカラー対応
バイオレットの色彩象徴は、夜の空。
今は、電気があるため夜でも肉体的な活動ができますが、
本来明かりがなければ人は精神活動を始めます。
深く自分とつながり、自分がどう在りたいかを知りたい時、
精神的な変化・変容を遂げたい時、バイオレットはサポートしてくれます。
また、バイオレットは『個性、希少性』という意味を持っています。
自分の中の個性や希少性に気づき、プライドをもって自分の道を歩んで行きたい時、
バイオレットがサポートをしてくれるかもしれません♡
ぜひ、世界のバイオレットを知って生活の中に取り入れてみてください♡
色見本:ヘリオトロープ
ヘリオトロープは、日本では匂紫という香水などに使われる香りのいいムラサキ科の植物です。原産地がペルーの植物ですが、ギリシア語で太陽を表す「ヘリオス」と、向かうという意味のと「ロープ」が合成されたものなので、本来であれば日本語では「向日葵」になるそう。ひまわりのように、太陽の方向を向く習性があるようです。
色見本:ライラック
ライラックは、日本ではフランス語の「リラ」で知られている香りのよい花を由来とする薄紫色の色名です。ヘリオトロープ同様、香水の原料として知られています。ライラックの語源としては、「青っぽい」という意味を含んでいるようですが、ラベンダーに比べて赤みのある薄紫色です。
色見本:ロイヤルパープル
ロイヤルパープルは、その名のとおり王室としての紫を表す色名です。その由来は、古代皇帝の権威を象徴した色で、古代では古代ローマや東ローマのビザンチン帝国皇帝専用とされていました。化学染料がなかった時代、紫色は巻貝のパープル腺から分泌される「プルプラ」や「ムレックス」などと呼ばれる分泌液で染められた色で、1つの貝から少量しか取れなかったため、一般の民には手に入らなかった色です。
色見本:アマランスパープル
「アマランス」は、昔のヨーロッパの人々が空想の中で創りだした「永遠に萎むことがない常世の花」の名前です。後に酸性アゾという染料の名前になり、その色は深紅。アマランスは、空想の中では深紅だったようです。
写真は、アマランサス属のアマランスという植物です。13世紀~15世紀頃に栄えたアステカ王国では主食として、また宗教の礼拝にも使われていたというとても栄養価の高い植物です。
バイオレットは「神秘的」で「神聖な」色。まさにと思う話ですね。
色見本:パンジー
パンジーは、北ヨーロッパ原産の菫が17世紀ころに改良されて生まれた品種です。現在よく見られるパンジーは、19~20世紀に品種改良されたものですが、日本には江戸時代に伝えられ、「遊蝶花」と呼ばれていました。菫といえばバイオレット、パンジーは色とりどりの花というイメージがありますが、「パンジー」が色名になっているということは、パンジーも原種に近いものはバイオレット系の色だったのですね。
色見本:ラベンダー
ラベンダーは地中海沿岸が原産で、ローマ時代から香料として使用される他、精神安定、鎮痛、防虫、殺菌の効果など万能薬として知られています。この花は、昔から水浴の際の香水に使用されていたことから、ラテン語で洗うことを意味する『ラヴァレ』と青みのあることに関係する『リヴァレ』などの言葉がラヴェンダーの由来だと言われています。ラベンダーは、灰みの青みを帯びた紫色です。
色見本:ウィスタリア
ウィスタリアは、日本語で藤のことです。藤は日本の花であり、欧米ではそれほど由緒ある名前ではないようで、色名とされてあのも1890年代と比較的最近のこと。日本には日本語の『藤色』という色がしっかりと存在しますが、藤色は明るい青紫の色で、ウィスタリアの方が青みが強い色をしています。
色見本:モーヴ
モーブは、1850年代イギリス王立カレッジの科学性が実験中に偶然発見された合成染料の色です。マラリアの特効薬をコールタールから合成しようとしていた最中のお話。偶然できた赤褐色の沈殿物に手を入れ、絹を染めたら見事な紫色に染まり、洗っても色が落ちないことが確認されたというお話が、人類最初の科学染料の発見のいきさつです。この色に、彼がフランス語で葵を意味する『モーヴェン』と名前を付けたところから、この色名ができています。
色見本:オーキッド
オーキッドは、日本名のラン科の花からつけられた色名で、やわらかな薄紫色を表すのによく使われます。現在の英語の色名辞典でも太字で書かれているくらい広く知られている色名ですが、科学染料が使われるようになった1910年代の流行色名で、古くからあった知られていた色名ということではないようです。ランの花の種類は世界に700属以上、1万5000種もあるようですが、色名でも『オーキッド』がつく色名が多く存在します。
色見本:アメジスト
アメジストは、紫水晶のことです。2月の誕生石とされていますが、古くから装飾品として使用されていた天然石です。また、ギリシア語では「酒に酔いつぶれない」という意味であったようで、紫水晶には酒の酔いを防ぐ力があると思われ、二日酔いから守るまじないとしても使用されていたようです。天然石としては、淡い色から濃い色までありますが、色名の色は強い紫色です。
※使用されるモニターの状況や紙、または布など
モノによって色が変わって見えます。
洋服などで色を取り入れる場合は『参考』としてお使いください。
世界にはもちろんまだまだいろんな色のバイオレットがあります。
他の色の世界と共に、少しずつ更新していきます♡
- 参考書籍
- タイトル
日本の色世界の色 写真でひもとく487色の名前
監修者:永田康弘
出版社:ナツメ社
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- タイトル
色の名前事典507 日本の色と世界の色のすべてがわかる
監修者:福田邦夫
出版社:主婦の友社
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