色の意味とは?!”意味” を構成する3大要素
色彩心理関連の本が本屋さんにはいろいろとありますが、「この色を選んだ人はこんな人」とか、「レッドの持つイメージ」などは書かれていたりするけれど、自分が選んだ時の「色の意味」に関することを知りたいんですけど…って思ったことはありませんか?
私は『色の意味』自体のことを知りたくて、あれこれ検索したり本を読んだりしたのですが、何を見てもその意味が何を基に意味されているのかがわからなかったので、カラーセラピーを習い始めたのです。
そして、色のことを知るたびに、色の面白さを知り、自分が整うことを知ったのです。
先人の知恵の詰まった「色の意味」は、学ぶだけ人生がラクになる。
この記事は、その色の世界の入り口である「色の意味」についてのご紹介です。
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「色の意味」のルール
カラーセラピーのセッションで使われる「色の意味」にはルールがあります。
それは、誰が聞いても同じものを連想するということ。
ある程度、国によって文化が異なったり、宗教があったりと違いはありますが、伝えることで「なるほど」と思える根拠が必要になるのです。
私たちの中にある知識は、大きく3段階に分けられます。
1,無意識レベルで共有している知識
2,学んで得られる知識
3,個人の経験
1,無意識レベルで共有している知識
この段階は、教えられていなくてもなんとなく理解していることや、世界共通で使われていることが該当します。
信号で使用されるレッドが、「止まれ」を意味していたり、「危険」を表し、注意喚起をする時に使用されているように、詳しく説明されたりしなくてもなんとなく誰もが理解しているレベルのことを意味します。
2,学んで得られる知識
この段階は、昔から受け継がれていることなど、長期間、広範囲で理解され、多くの人に使用されていることにあたります。
実際には、宗教的なこと、国や地域などの文化に基づくことや、哲学的や思想に基づくことなど、学ぶことで得られる知識レベルを意味します。
3,個人の経験
この段階は、個人レベルの経験のことにあたります。
嫌いな人がよくピンクの服を着ていたからピンクは「性格が悪い」とか、赤い靴を履いているとラッキーなことが起きるなど、個人的に起きた経験レベルのことを意味します。
カラーセラピーは、クライアントが選んだ色が持つ色の意味(キーワード)をクライアントに投げかけながらセッションを行うため、誰に使っても通用する意味でないとダメってことですね。
色の意味を構成する3つの要素
色の意味は、大きく分けて3つの要素で構成されています。
1、自然物からの基本連想物
2、思想・象徴からの色の意味
3、色相環からみる色の構成
カラーセラピーでは、お客さまが選んだボトルの色をこれらをベースにした『キーワード』を使って、お客さまにお聞きしながら読み解いていきます。
1、自然物からの基本連想物
「基本連想物」とは、誰に聞いても同じものを連想するといった代表的なものです。
「赤」と聞いて、人それぞれ連想するものがあると思います。
トマト、ポスト、イチゴ、などなど。
でも、これって「誰に聞いても」ってモノではないですよね?
トマトは、今やいろんな色があります。
トマトと聞いて、黄色を想像する人や、緑色を想像する人がいるかもしれません。(いるかな?)
ポストも日本で使用されている代表するポストが赤いだけで、地域よっては黄色いポストもピンクのポストもあります。
地域や歴史に関係なく、納得する色。
私たちが意識・無意識関係なく普遍的に持っているDNAに刷り込まれているようなものが、「基本連想物」となります。そのため、自然界のものが主な基本連想物になるのです。
例えば、レッドであれば、「血」、「夕日」、「火」のように。
そして、その「基本連想物」に関する先人の叡智なども併せて派生する意味が、カラーセラピーで使用される色の意味を作っている一部分になっています。
2.思想・象徴からの色の意味
思想、象徴からの色の意味では、カラーセラピーがイギリス発祥であるというところから、キリスト教で用いられている事柄であったり、ニュー・エイジの流れを汲んでいること、東洋の思想なども取り入れられています。その東洋の思想の1つである『チャクラ』をカラーセラピーでは多く使用します。
『チャクラ』は、ヨガやアーユルヴェーダなどで使われている概念です。人間の身体の中には、『氣』を出し入れするツボがあり、そのツボを通して、自分の『氣』と外の『氣』=空氣(空/太陽の氣を含んでいる)の交換を行うことで心身が健全を保てると考えられています。
また、『チャクラ』は7つあるとされていますが、それらは人間の精神の成長段階を表していて、その1つ1つのチャクラと『色』がつながっているため、選んでいる色からその方がどういう状況にあるかを知ることができたりするのです。
チャクラの詳しいことはこちらから♡
また、『宗教』を基にした意味としては、ブルーはマリア様のローブの色→女性性、受容の色 なんて意味があったり、イエス・キリストを裏切ったユダがイエローの衣を着ていたというところから、『裏切者』なんて意味があったりします。
「基本連想物」は、学ばなくても知っているモノがベースになっていますが、「宗教・思想」はその国々で異なるため、学ばなければわからない知識を扱います。
チャクラを始めとした、『思想・宗教』を基にする色の意味の成り立ちは、先人の智慧が詰まったものばかりです。
ただ知るだけでも、自分にプラスになることばかりの意味が多くあったりします。
3、色相環からみる色の構成
色相環ってご存じですか?
簡単に説明すると、虹の7色をレッド、オレンジ、イエローと色どうしをつなげできた環のことです。
色彩学で取り扱われる色相環にはいろいろな種類がありますが、カラーセラピーでは、主に使われている色をつなげた色相環を使用します。
この色相環は、1次色、2次色、3次色・・・と分けられます。
1次色:レッド・イエロー・ブルー
2次色:オレンジ・グリーン・バイオレット
3次色:ゴールド・スプリンググリーン・パープル(インディゴ)・ローズマゼンタ
1次色は基本の色であり、作れない色として存在します。
そのため、その色そのものの意味を表します。
2次色は、1次色+1次色の混色です。
バイオレット(紫)は、レッド(赤)とブルー(青)を足した色。
レッドの「火」とブルーの「水」の意味を持つバイオレットは、「火」と「水」の意味の両方を持っているので、『葛藤』なんて意味を持っていたりします。
そして、3次色は1次色+2次色の混色です。
現実を意味する「レッド」と理想を意味する「バイオレット」を混ぜることで、理想を現実にするなんて意味が出来上がったりするのです。
また、色相環の相反する色を「補色」と呼び、相反する色でありながら、相反する色のことを表します。
レッドはリーダー的存在の色。グリーンは、みんなと同じことを望む色。
どちらか一方だけだと、周りを見ないワンマンリーダーになりやすかったり、周りに合わせすぎて突出できなくなったりしますが、両方持っているととてもバランスがよくなりますよね。
カラーセラピーでは、色を選んだ人がバランスよいこころの状態にするには、どう色の意味を使ったらよいかを色の足し引きを考えて、クライアントに必要な色の意味をお伝えします。
カラーセラピーの「色」には ”あいまいさ” がある
お伝えしたように、カラーセラピーでは3つの要素から創り出される色の意味をクライアントに投げかけてセッションを行います。
自然象徴物などから導いた色の意味には、”あいまいさ” があります。
その ”あいまい” さを含んだ「色の意味」を聞くことで、自分の中に浮かんできたエピソードを基に、こころの中で起こっていることを紐解いていきます。
がっちり決まったものではなく、少しざっくりとした言葉を聞くことで、自分の中に何千、何万とある情報の中から、その時の自分に必要なエピソードを引き出せると思うのです。だから、私は、その ”あいまいさ” が重要だと思っています。
そして、カラーセラピーで使われている「色」も、そのカラーセラピーのシステムごとに、色が異なることがあります。
カラーセラピーのツールを作った創始者の想いや考えによって、色が決まるからです。そのため、これとこれでは同じグリーンでも全然色味が違う!なんてことも起こるのです。
そんなちょっとゆる~い感じもあるからこそ、こころを緩め、自分の内側にいるインナーチャイルドと向き合うことができるので、自分を癒し、元気にすることができるんじゃないかと思っています♡
今回は色についての本の一部、入り口部分をお伝えしました。
色の意味には、ラクに生きるための智慧がたくさん含まれているんです。
色を足したり引いたりすることで、無限に色の意味は広がります♡
あなたも色を学んでみませんか?
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ご不明な点やご質問があれば、お気軽に♪