「許せない!」と思う人や過去の手放し方
許せないことってきっと誰にでもありますよね。
振り返った時、怒りが湧いてくる。
あぁされた、こうされた。
特に子供の頃や若いころに受けたこころの傷って厄介で、いつまでたっても消えないもの。
不安や恐怖に変わって、動けない原因になっていたり、トラウマになっていたり。
その時に言いたいことを言えなかったから、怒りは不完全燃焼でイライラを引き起こしたまま。
それを引きずるように、今もちょっとのことでイライラしてモヤモヤを引きずっていたり。。。
でも、その状態も辛いし、イライラしていること自体疲れる。。。
なんで、こんなにあの人のせいでイライラしなきゃいけないの!?
なんてことないですか?^^
そんなイライラをちょっとでもラクにする、イライラの手放し方をお伝えします。
目次
許せない、流せない、忘れられないなら、しなくていい
一時期多かったのが、スピリチュアルや現実創造論などの話で許すことを推奨しているけど、「許せないのに、許さなきゃいけないのか?」という質問。
そして、時々セッション中にいただくのが、「そんなの気にしなければいいじゃん」って言われるけど、できないという自分への憤りや、できないことを簡単に言ってくる相手への不満。
私も長々と不満を引きずり、ずっとイライラしていることが多かったので「時間がもったいないよ」とよく言われましたww
私も流したいよ!気にしたくないよ!忘れて許せるようになったら自分がラクになるってわかっているけど、それができないんだよ!ってさらにイライラがつのったり。
で、そんな自分はダメなんじゃないかってまたモヤモヤしてしたり。。。
でも、そう思っている時は、「許さなくていい」って許可してあげてください。
どんな話にも当てはまりますが、「しなきゃダメなの?」って思っている時は、自分のこころが納得できていない時。
誰かの作ったルールに、「自分を合わせなければならない」という、「べき・すべき」を使っている時なんです。
それって、苦しいですよね。
忘れられないし、流せない。ずっと引きずっていること自体苦しいのに、許せない自分はダメなんじゃないかって思うのってさらに辛いはず。
なので、「今自分はそう思っているんだ」って、今の自分の状態をそのまま受け入れてあげてみてください。
自分だけは、それでいい。
今の自分は、まだ許せないし、流せないし、忘れられないんだって受け入れてあげてください。
それだけでも軽くなるはずです。
そもそも怒っていいんですよ
そもそも、怒っちゃいけないと思っていたりしませんか?
「怒り」は、自分の大切なものを守るための手段であり、大切な感情の1つなんです。
喜怒哀楽って言いますよね?
でも、近年「怒り」をうまく使えない人が増えていると言われています。
SNSの「いいね」の文化や、褒めて伸ばすという教育方法や、そもそも怒られた記憶がない人が親になっているという文化。
実際、怒りをあらわにしている人を見ると、「大人げない」って思ったり、「恥ずかしい人」って思ったりしがちですよね。なので、感情をコントロールできる人が、「大人」って思っていると、”怒ってはいけない” が出来上がってしまう。
だから、正しく「怒り」を相手に伝えることができなくなってしまうんです。
私は傷つけられたから、悲しい、悔しい、ひどいって言えなくなってしまうんです。
でも、怒っていいんですよ。
自分のこころを守るために、自分の大切なものを守るために、言いたいことを言ってあげるって大切なんです。
そもそも「いい子でいること」になれていませんか?
自分の怒りを出せないこと自体、いろいろと考えられることがありますが、「いい子でいる」ということに慣れていたりしませんか?
「わがまま言ってはいけない」、「○○してはいけない」などの延長で、「いい子にしていないと」嫌われる、愛してもらえないなどの不安があったりしませんか?
相手のことを思ってあれこれ相手の気持ちを読んで、嫌な気分にしないように、嫌われないように、いい子でいないとって、「怒り」を飲み込んでいたりしませんか?
私もそんな「いい子」を最近まで無意識でやっていたことがありました。
家族の話を聴くこともなく、一方的な物言いで家族を支配してきた父を許そうと頑張ったことがあったんです。でも、私がどんなに歩み寄っても、父の態度は変わらず。。。
今まで怖くて飲み込んでいた言いたいことを、思い切って震えながらも言えるだけぶつけることができた時、気づいたんです。
あ、私はまだいい子でいようとしてたんだって。
私は、この人のことを許せないし、理解できないのに、また大人なふりをして許そうとしてたんだって。物わかりのいい、いい子のふりをして、また自分のことを蔑ろにしようとしていたって。
そこに気づいた時、いろんなものを手放せてラクになりましたw
もう、いい子は止めていいんですよ♡
怒りの下には本当の感情が隠れている
怒りは「二次感情」と呼ばれていることをご存じですか?
怒りの下には、実は悲しい、辛い、苦しい、悔しい、不安、落胆などの一次感情があると言われています。
先にも書いたように、自分が大切にしているものを傷つけられたり、軽んじられたり、受け入れてもらえなくて「悲しい」って思っていたりする時のはず。
だから、それって怒っていいんです。
自分のために、言っていいんです。
自分のことを守れるのは、自分だけだから。
やめて、いやだ、っていう思いも含めて、NOって言っていいんです。
もちろん、自己中心的になり、理不尽に怒ったり、感情的に怒鳴ったりすることは、相手とこじれるだけなのでおススメできませんが、「怒ってもいい」って自分に許可を出すことで、気持ちは楽になりますよ。
怒りを口にできない場合は
「怒ってもいい」とお伝えしながら、感情的に怒りを露にするのはやっぱりNGだと思うと思うので。。。
そう思っている方は、二次感情の「悲しい」などと本当に感じている感情を相手に伝えると、相手にしっかり届けることができます。
二次感情は、「本音」と呼ばれる部分。
本当は伝えたくない恥ずかしい部分だったりすると思うのですが、だからこそ相手にちゃんと届くんです。「魂と魂の会話」になるから。
感情的な言葉は、相手の感情を引き出すだけ。
でも、「本音」は真っすぐしっかり相手に届きます。
かっこつけたり、ちょっとでも自分をよく見せようとした言葉は届かないので、ご注意を♡
1,タイムスリップして、言いたいことを言ってみて
以前簡易の誘導瞑想で、自分のこころに引っかかっていることが起きた時に戻って、今の大人の自分が子供の頃の自分の代わりに言いたいことを言うというセッションを経験したことがあるのですが、私にはとても有効だったんです。
誘導瞑想やヒプノセラピーなどで、誘導してもらえるとイメージしやすいのですが、ご自身でもできるのでやってみていただくことをおススメします。^^
目をつむって、そのこころに残っている出来事が起きた時に戻り、子供の頃の自分やその頃の自分の隣に、今の自分が立っているイメージをします。(YouTubeなどでアップされているヒーリング系の音楽を流すことをおススメします。)
そして、その頃の自分の代わりに言いたいことを言ってあげてみてください。
イメージなので、怒鳴っても怒っても、泣き叫んでも大丈夫です。
その時の自分が言えなかったことを代弁してあげてください。
言いたいことを言いたかった相手に伝えた後は、自分に対して「よく頑張ったね」などの労いの言葉をかけてあげてくださいね。
もし、イメージすることが難しければ、ノートにこう言いたかったってことを殴り書きするなんていうのもおススメです。
いろんな思いがあって飲み込んでしまったかもしれない想いを、全てノートやイメージの中で吐き出してみてください。きっと少しこころが軽くなると思います。
2,「あの時の感情」を正しく感じてあげて
もう1つお勧めしたいのが、その時に感じていた二次感情をちゃんと感じてあげて欲しいんです。
二次感情は自分の中で表に出にくい感情のため、表面には「怒り」として表れるのですが、本当はどう思っていたのかを知ることができると、フタをして閉じ込めていた感情が浄化されるので、本当の意味で解放されるんです。
○本当はどうして欲しかったのか
○本当は何て言って欲しかったのか
○本当は自分は何て言いたかったのか
○本当は、何を思っていたのか
怖かった、寂しかった、悲しかった、苦しかった、など
これらの自分の中にフタをしていた想いが見つけれたら、それをただ「そっか、私はこう思ってたんだ」って受け止めてあげて下さい。
どう思っていたってOKです。否定することなく、ただただ「そっか」って受け止める。
相手がもし、絶対言わないであろうことだったとしても、絶対にありえないことだろうとしても、自分はこういわれたかった、こう扱って欲しかった、って思う「自分の想い」だけを受け止めてあげてください。
受けとめてあげられると、インナーチャイルドの傷ついた感情が浄化されるため、こころが軽くなるんです。
3,自分をとことん大切にする
何事にも通ずることですが、「自分を大切にする」って大事なんです。
私たちは、相手にこうして欲しい、あぁして欲しいって求めがちですが、それ自体、実は自分自身に必要なことなんです。
もっと大切に扱って欲しい。
もっと話を聴いて欲しい。
ちゃんと受け入れて欲しい。
愛して欲しい。
ちゃんと認めて欲しい。
誰かにこれらを求めている時、自分で自分を受け入れることできてますか?
誰かに受け入れて欲しいって思いながら、一番自分を受け入れていないのが自分だったりするんですよね。^^;
自分が一番自分に厳しいジャッジをするから。
これじゃだめ、もっともっとって、誰よりも一番ひどい言葉を自分に使っているはずなんです。
まずは、それをやめてあげてください。
友達にかけるように、自分へも同じように愛情を与えてあげてください。
みなさん絶対友達には言わないであろう追い打ちを、自分に与えているんです。
まずは、それをやめて、自分を緩ませてあげて下さい。
誰かのことを気にしないようになるには、まず自分のこころの中を自分の中から湧いた自分への理解や受容、許しっていう愛で満たしてあげると、過去の嫌なことや嫌な人も薄れていきます。
自分に余裕ができるからこそ、人のことへも余裕が生まれるんです。
まずは、どんな自分自身にOKを出す。
それが、一番自分がとらわれていたくないイヤな思いから解放される方法です♡
自分のこころの中を1人で見ることが怖い方は、一緒にご自分のこころを見てみませんか?
今抱えているモヤモヤの原因は、実は自分が思っているところではないところにあったりするんです。
それを色は教えてくれるのです♡
※ただいま「自分で自分を解放するためのレッスン」を考案中♡
2025年からスタートする予定です♡