人にやさしく、自分にやさしくあるために。第4チャクラ グリーン
目次
チャクラとは
チャクラは、私たちの体の中に存在する『生きていく上で必要な生命エネルギー』を取り入れるためのツボのような7つのポイントを意味します。
私たちは、肉体と魂や霊魂などと呼ばれる目には見えないエネルギー体でできているとされてますが、その肉体と魂や精神をつなぎ合わせているのがチャクラでもあるのです。
この肉体と魂や精神が結びつき、バランスが取れている状態にあると心身は健康で、「誰といてもどこにいてもどんな時でも自分らしくいられる」という無敵な状態になれるのです。
▽もう少し詳しいチャクラについてはこちらから↓
チャクラを知ると生きやすくなる
チャクラは、人間の精神成長段階ともリンクしています。
それぞれ1つ1つの色に課題となるテーマがあり、歳を重ねることで習得しながら魂レベルを上げいきます。
私たちが今生きにくい、何か上手くいかない、苦手…と思うことは、そのチャクラを1つ1つ積み上げていく過程の中で、何らかの影響でうまく習得できなかったものと考えられるのです。
そのため、苦手と感じるチャクラの課題に取り組んだり、テーマに意識を向けることで、自分の人生をスムーズに回せるようになるのです。自分がここが弱いなと思うテーマがあれば、今からでも取り組んでみてください。
その色を積極的に取り入れて、意識することもおススメです。
第4チャクラの色と位置と意味
第4チャクラは、胸の中心にある心臓の近くにあります。
7つのチャクラの真ん中に位置するため、肉体と精神をつなげる役割を持っています。
第4チャクラは、グリーンと共鳴します。
チャクラ名は、ハートチャクラ。身体の真ん中、ハート(心臓)の位置にあるからです。
そのため、チャクラの色としては「グリーン」が採用されますが、ピンクと共鳴すると言われることもあります。
みなさん、ハートはピンクで描きますよね。
また、サンスクリット語では、『アナーハタチャクラ』と呼ばれ、「2つのものが衝突せずに起こす音」、「衝突のない」を意味します。
そのため、魂と肉体の共存や、他者と自分が調和することをさしていると言われていたりします。
まさに第4チャクラは、今まで「個」として動いていた段階から、社会や世界とつながっていく段階。異なるもどうしが衝突することなく、共存することを意味しているのかもしれません。
第4チャクラが持つテーマ と 習得する時期
第4チャクラのテーマ
1つのチャクラで習得する課題は「これ」という1つではなく、大きなテーマの中にいろんな側面でいくつか存在します。
第4チャクラであるグリーンの大きなテーマは
『愛』と『人間関係』
第1チャクラでは所属の愛を知り、第2チャクラは友情の愛を学びますが、第4チャクラの「愛」はもっと広く当たり前にある「空気」のようなもので、外的な影響を受けず、永く変わることのないこころの状態を意味します。
私たち人間は、群れを成す生き物であるため、1人では生きていけません。必ず他者との交流が必要になるはず。引きこもっていたとしても、ネットや宅配でものを手に入れられたとしても、生身の人と関わることがなくても、そこには「人」が存在するはずなんです。
そんな誰かと共に生きていくという「社会」で生きていくために、必要となってくるのが「愛」。
どうあっても生きていかなければならないのなら、引きこもりなどで人生を終わらせるのではなく、人とストレスなく交流できた方が幸せなはずですよね。
そんな「人間関係」をスムーズにするために、私たちは「愛」について学ぶ必要があるのです。
第4チャクラを習得する時期
第4チャクラは、諸説ありますが年齢で言うと21~28歳くらいに習得します。
第4チャクラは、人間関係や愛について学び、身に着ける色です。
第1チャクラで自分の人生の土台を得て、第2チャクラで外に出て人と関わることで感情を学び、第3チャクラで自分の意思や個の力を得たからこそ、社会で人と関わっていけるというのが、第4チャクラの位置づけです。
とは言われても、子供の頃に人とうまく関われなかったと感じていたり、家族や友人と接する間に傷ついたこころを抱えていたりする人も多いはず。そのために、人との距離の取り方がわからなかったり、人と関わることが怖いと感じていたり、無意識の中に人への苦手意識を抱えながらも頑張っていこうと前を向いているのもこの頃ではないかと思います。
だからこそ、人と関わるための「愛」を改めて学ぶ必要があるのです。
「人間関係、愛」をポジティブにするために必要なこと
第4チャクラは、「人間関係」や「愛」を学び、課題となる調和とバランス、本当の自分を得るためのチャクラです。
第3チャクラで、自分の人生の生き方を固めたらこそ、人と共存していけるというのが、このグリーンの「人間関係」が意味する集団や社会。でも、そこには必ず「愛」が必要となってきます。そして、スムーズに自分の人生を全うするためには、「調和とバランス」とり、「本当の自分」を知る必要があるのです。
私は、私。あなたは、あなた。1人1人が個として立っていることは大切ですが、そればかりでは殺伐とした社会になってしまうはず。人と人が共存するために、必要なことを学ぶのがこのグリーンなのです。
無条件の愛
「無条件の愛」と聞いて、何を想像しますか?
「愛」は人に与えるものだと思っている方が多いのですが、これは自分への「無条件の愛」を意味します。もちろん、他者へ与えることも必要ですが、自分が愛で満たされていないのに、誰かに愛を与えることはできませんよね。
例えていうなら、コップに自分のための一口分の水しか入っていないのに、誰かに与えることができますか?という質問と同じなのです。
家族や友達、彼氏や夫、誰かと対等に愛し合いたいのならば、まずは自分の中を「愛」で満たすことが必要なのです。誰かに愛して欲しいから、誰かを愛するのでは「無条件の愛」ではなく、「見返りを求める愛」になってしまいますよね。
だから、先に自分を無条件に受け入れ、愛してあげることが必要なのです。
ハートの声を聴き、行動にする
第4チャクラで人と関わるようになると、どうしても周りとの調和や場の空気が気になってきます。なぜなら、私たちは子供のころから集団行動を教えられ、周りに人がいる場では周りに合わせることを良しとして学んでいるからです。
そのため、
・ここを私が抜けたら、みんなが大変になってしまうんじゃないか。
・これを言ったら、場の雰囲気が壊れてしまうんじゃないか。
なんてことを、誰もが1度は考え、自分の意見や想いを閉じ込めたたことがあると思います。
でも、本来の「調和」はそこにはありません。誰かの犠牲や不満を抱えた状態の人がいる場が、調和している状態だと思いますか?
第4チャクラは、ハートの声を聴き、それを行動に移すことが課題でもあります。
そのため、本当に自分が望んでいることは何かを知る必要があるのです。
ムリをして、そこへ留まることが本当に自分を愛することになるのか、自分の意見を飲み込むことが、本当に自分を愛していることになるのかを問う必要があるのです。
許し
第4チャクラの「愛」と「人間関係」を使いこなせるようになるためには、「許し」が必要になってきます。過去に自分のこころに傷をつけた誰かを許すことはもちろん。自分自身を許すことも必要なのです。
でも、憎いと思っている誰かをムリに許さなければならないということでは決してありません。
許せないのならば、許さなくていいのです。そのことを自分に許してあげることが必要なのです。
その許せないと思う人を許すことができるほどに、自分のことを深く愛し、大切にすることの方が大切なのです。
そのためには、何かができない自分に×をつけるのではなく、できない自分も自分だと受け入れ許すことが大切なのです。
それでもいい。そんな自分でもいいと許可することが必要なのです。
第4チャクラ・グリーンのバランス
ヨガやアーユルヴェーダのような「チャクラ」を主で使用する場合、チャクラは高次元の『氣』を取り入れるポイントのため「開いている」、「閉じている」と使われたりしますが、チャクラには正常でバランスがとれている状態とバランスが崩れている状態で自分に起こる影響があります。
バランスがとれている状態
第4チャクラのグリーンが、正常に活性化されたバランスがいい状態の場合、ハートが開かれている状態、すなわち、オープンハートの状態になります。自分の中に愛が満ちている状態のため、自分にも他者にもこころを開くことができるのです。
そのため、あらゆるものとのつながりを感じられるため、自分が世の中の一部であることを感じられるようになります。また、自分にも人にも信頼感を持てるようになるため、精神的にも安定します。
また、ハートチャクラがバランスが取れた状態にあると、高次のエネルギーで同じ振動数を持つモノと共鳴することができるようになります。受容と理解がエネルギー的にも信頼状態で行われるようになるため、自分の望みを満たすようなシンクロニシティーも起こりやすくなります。
バランスが崩れている状態
バランスが崩れている状態には、エネルギーが過剰になりすぎている場合と不足している状態があります。
1)エネルギーが不足の状態
第4チャクラのグリーンのエネルギーが足りない状態にあると、ハートがクローズした状態になり、自分も他者も受け入れられなくなります。傷つくことを恐れ、他者と関わることを避けようとするため、感情や情緒をも切り離そうとします。自分から他者を遠ざけようとするため、孤独感が強くなり、1人だと感じます。
また、自分は他者から愛を受けるに値しないと思うようになったり、自分が愛して欲しいがために、誰かを必要以上に愛しすぎてしまったりします。人と距離がうまくつかめなくなるため、傷つけたり、傷ついたりしやすくなり、さらなる悪循環に入りやすくなります。
2)エネルギーが過剰な状態
第4チャクラのグリーンのエネルギーが過剰な状態にある場合、周りを受け入れすぎ、共感しすぎるようになります。相手のエネルギーを受けやすくなるため、ポジティブな場合は依存になりやすく、ネガティブな場合は、そのエネルギーを受けとってしまうため疲れやすくなります。
また、自分の周りが気になり、自分と他者、自分と集団とを比べることもあります。マウンティングをとり、他者よりも自分の方が優位だと感じようとしたり、羨んだり妬んだりするなどして、排他的になったりします。
第4チャクラを活性化し安定させるために
第4チャクラのグリーンのエネルギーを活性化させるためには、グリーンの色を生活に取り入れたり、アロマや天然石を取り入れたり、ヨガを行ったりといろいろ方法はあります。
ですが、第4チャクラのグリーンのエネルギーをポジティブにし、オープンハートで人とムリなく自分らしく過ごすために、自分自身でもっと効果的にできることがあります。それは、まず自分自身で、自分がこころに傷を負っていることを認識したり、人に対して何かしらの不安や恐怖を持っていることを知り、「自分を愛し、許すこと」。
ハートをオープンにする(オープンハート)って、怖いですよね。
自分が傷を負ったことがあるならなおさら。
だから、誰かにこころを開くことが怖くなる。
でも、そうであればこそ、”自分自身” にこころを開いてみてください。
自分がしまい込んでフタをした感情や思いを見つけてあげ、「そっか、私はそう思ってたんだ」と自分のこころを知る必要があるのです。
「ダメダメ、そんなこと思っちゃダメ!」って否定をするではなく、ただ受け入れる。
誰かに怒りを覚えたっていいんです。
許せない!って誰かを許せずにいてもいいんです。
嫌いで受け入れられない人がいてもいいです。
「今は、そう思っているんだ」って、その今の自分の状況を認めて許してあげることで、こころは癒されていくのです。
それがよく聞く「自分を愛する」や「自分を大切にする」ということになるのです。
世の中で、一番批判的で、一番厳しい人って誰だと思いますか?
親ですか?親戚ですか?いつか教わった先生?世の中?
いいえ、実は一番批判的で、厳しい人って、自分なんです。
自分で、人に言われたら傷つくような言葉を、自分に投げつけて追い打ちをかけているんです。
何かがうまくできなくて、落ち込んでいる友人に、きっと多くの人はやさしく声をかけるはず。
今回、上手くいかなかっただけだよ。
次、がんばればいいじゃん。
準備、がんばったじゃん。よくやったよ。
なんて。
でも、自分に対してはどうでしょう? 上手くいかずに落ち込んでる自分に、
もっとうまくできるはずだったのに。
なんで、もっとこうしなかったんだろ?
全然ダメじゃん!
って言葉を言っていたりしませんか? 他人には決して言わないはずなのに。
まずは、他人を扱うように、自分も扱うことが大事なんです。
そして、先ほどの「許し」にも書いたように、今の自分の状態を許す。
「こうでなければいけない」なんてことは1つもないんです。
ダメでもなんでもなく、ただ、「そっか、無理なんだ」って受け入れる。
それだけで、自分のこころが癒され、少しずつ自分の中にスペースができてくるはず。そんなスペースができ始めたら、他者を受け入れることができてくるのです。
まずは、自分を癒し、許し、愛することが先なのです♡
それでも、全然ムリ…、自分を愛せない。って方は、そもそもの自分の存在にOKを出せていないかもしれません。第1チャクラの「グランディング」を強化してみてくださいね♡
第4チャクラのまとめ
チャクラ名 | 心臓のチャクラ、ハートチャクラ |
サンスクリット語 | アサーハタ(衝突のない) |
位置 | 胸の中央(心臓) |
色 | グリーン |
テーマ | 人間関係・愛 |
課題 | 調和とバランス、本当の自分 |
年齢 | 22~28歳 |
内分泌腺 | 胸腺 |
身体 | 心臓、肺、循環器 |
チャクラから見たグリーンのエネルギーが個性的に表れている方を書いたものです♡
「こういう人もいる」と知ったり、「自分のことかも?」と思うことで、人間関係はスムーズになるんです♪
自分は何が課題なのか?
どこのチャクラがテーマなのかなど、
自分を知ることでラクに生きられるんです♪
もっとラクに自由に人生を楽しみませんか?
まずは試したい。
顔はちょっと…という方は、メールでもご対応中です♡
色の学びに興味がある方は、こちらから♡
参考書籍
- チャクラヒーリング
- 著者:リズ・シンプソン
訳者:竹田 悦子
出版社:ガイアブックス
◆ 関連記事 ◆