不快な環境もコンフォート?『 コンフォートゾーン』を抜ける方法
変わりたいと思っているけど…、変化したいと思っているのに変われない。
変わることが怖いって感じる時ってありませんか?
慣れ親しんだ場所や環境にいる時。
ちょっと不満はあるけれど、ここはここで居心地がいい。
このままここにいるのはダメだってわかっているけど、決心がつかない。。。
なんて状況、きっと誰にでもあるはず。
ちょっとぬるめの温泉に浸かってしまっている状態。
そこを出るって、めちゃめちゃ勇気がいるんですよね。
目次
コンフォートゾーンとは
心理学的な意味で調べた時のコンフォートゾーンは、慣れ親しんだ環境で、不安や心配、ストレスを感じずに安心して過ごせる場所(環境、状況、関係)という意味合いのことをさします。
でも、私的には冬場のぬるま湯の温泉に浸かっている状態をコンフォートゾーンだと思っています。ちょっとぬるいという不満がある。けど、お湯から出るともっと寒いという状況が待っていることを知っているから出られない。
心地よいというか、この環境にいる方がましかもしれない…という打算も入っている状況。
もちろん、一般的に言われているとても安心で安全な環境を言うこともあるかと思いますが、人が変化を望みつつ変われないというのはそんな時なのではないかと思うのです。
なので、この記事は一般的なコンフォートゾーンに関する考え方とは異なりますw
不快な環境もコンフォート
人には得意な感情というものが存在します。
ポジティブに考える人は、嬉しい、楽しい、幸せと感じることが得意な感情になります。その反面、ネガティブ思考の人は、うじうじ、いらいら、もやもやなんて感じの嬉しいや楽しいとは反するよう感情が得意。じめ~っとした暗さのある感じ。
これらは、子供のころからの環境によって作られます。ポジティブな言葉をたくさん聞いて育つことができた人は、ポジティブ思考になりますが、ネガティブな言葉をたくさん聞いて育った人は、言うまでもなくネガティブ思考が出来上がるのです。
この感情を何年も何十年もずっと続けていたら、その感情や刺激自体がコンフォートゾーンになると思いませんか?
私は、まんまとこのコンフォートゾーンに居座り、ずっと自分で自分を不自由にしていつもと同じという”安心”を得ていたんですw もちろん、私の思いとは裏腹で、幸せになりたいともがきながら文句を言いつつ居続けていたんです。
そもそも脳は変わることを望んでいない
変わりたいのに変われないことにモヤモヤする人は多いですよね。今の状況に満足できず、でも決心ができなくて、変われなくて。。。
変わろうと努力をするのに、努力をしているのに、変わっていないとモヤモヤしたり、焦ったり。
でも、それって私たちの努力や決意が足りないだけじゃないんです。もちろんそういう部分もあるかもしれませんがw、脳は変化することを望んでいないから。
過去に傷ついたことがあるなら、その傷を同じように負うことがないように動きます。適度なストレスは人を成長させたり、パフォーマンスを上げると言われていますが、それを受けたくないのも事実ですよね。
だから、コンフォートゾーンからガツンと出られず、離れようとしても「でも、やっぱり…」って諦めてみたり、また同じ環境へ戻ろうとするんです。そこにいる方がラクなことを知っているから。ダイエットをしようとしてもできない、変わろうと思ってもこころが折れてしまうのは、そんな脳の仕業なんです。
コンフォートゾーンと心理的ホメオスタシスはワンセット。
変われない理由はこちらでもお話ししてます♡
コンフォートゾーンを抜けてなりたい自分になるために
最初にもお伝えしましたが、ここでお伝えしているコンフォートゾーンは、心理学的なコンフォートゾーンのお話とは異なると思います。
変わりたいと思いながら変われない状態にいるその悩みながらもそこに居続けている状態をコンフォートゾーンにいるととらえているから。
だから、人間関係で悩んでいる人、メンタル面をどうにかしたいと悩んでいる人、転職や個人事業主として働くなど環境を変えようとしている人、その人それぞれにとって必要なことが異なります。
◇コンフォートゾーンを抜けるために
◇大きく変えようとしない
脳は、変化を嫌います。そのため、大きく変わろうとするとブレーキがかかるようになっているのです。ガラッと変える覚悟をきめられないのなら、ベビーステップを踏みながら進むことをおススメします。
1つ1つ積み上げていくことで、自信が自分についていくので戻りにくくなるのです。
◇結果を急がない
自分を変えたい、何かを変えたいと思うとどうしても早く変わりたいと結果を急いでしまいがち。でも、数十年続けたその癖を今日明日で変えるのは無理ですよね?
右手で当たり前に使っていたお箸を左手に持ち替えて同じようにご飯を食べるためには、何度も意識して持ち方を確認するはず。
それと脳の使い方は同じなんです。時間がかかることを認識できると焦りが減ってくるのです。
◇変えなきゃ、変えたい!という強い執着心を手放す
人の脳は、「○○したい」と望むと、今自分の手の中にないと認識します。そして、変えなきゃ!変えたい!と強く望めば望むほど、そういい続ける現状を創り出すのです。
今その状態で生きているのなら、そのままでいいという認識をするから。
強い執着は行動の妨げになるのです。だから、自分が望む自分であるかのように過ごすことが大事なのです。
◇やりたいか、やりたくないかを考える
変わらなきゃ、○○しないと、○○でないと。
そう思えば思うほど、苦しくなったりしませんか?
べきすべき、常識的には、一般的には、普通は…なんて何かではかられたものではなく、大切なのは自分がやりたいか、やりたくないかなのです。
あなたは今の状態を続けたいですか?それとも新しい世界へ進みたいですか?
◇嫌われる、孤独になる勇気を持つ
人間関係や、自分を何らかの形で変えようとすると、反対意見を言われたり、親しかった人が離れて行ったりすることもあるはず。
なぜなら、もう変わろうとしているあなたと、相手のエネルギーが合わなくなっているから。あなたは、すでに次のステージで出会う人たちに合うエネルギーを発しているんです。それでも重たいエネルギーを発する人たちや、環境に身を置きたいと思いますか?
◇どうありたいかを明確にする
何をするにも、自分が望む自分を明確にすることが大切です。
ブログを書く、ダイエットをする、部屋をキレイにキープする。
これらは多くの人ができないと悩むものですが、それはこれの行為を続けること自体が目標になってしまっているから。
大切なのは、それを手にした自分がどんな自分で、どうありたいかなんです。
◇今の環境にいる期限を決める
なかなか次へ踏み切れない時。悩んでしまってうだうだ言い続けている時。
変わらない現状に足踏みを続けて疲れてしまっている時、ネガティブな自分に疲れてしまっている時。
ひとまず、その状態をつづけてもいいという期限を決めてみてください。
○日までは今のままでOK.って決めると、その日まではぐたぐだしててもOK、その日まではできなくてもOKってきめると、脳はちゃんとその日までに動く準備をしてくれます。
◇覚悟を決める
一番大切なのは、腹を決めること。変わる覚悟をすること。
覚悟をしたって、オセロを黒から白へかえるようには変わらないはず。だから、グラデーションでもOKなんです。
ただ、覚悟は必要。自分の人生を自分の手で変える勇気と覚悟。
誰のせいでもなく、私はこうなるって決めてください。
決めることで、変わることがたくさんありますから。
◇とにかく楽しむ
変わりたいと思うとそこに執着し、やらなきゃ、こうでなきゃ、って頭で考えて、いろんなことを「べき・すべき」で考えると苦しくなってしまい、続かないっていう結果になってしまいます。
変わりたい、現状から抜け出たいと思っているということは、自分でそうしたいと思ったことのはず。変わることでもっと自由に、もっと自分らしく、何かを手に入れるために変わろうとしているのだから、楽しむことをお忘れなく♡
何事も楽しめると、全て上手くいくんです♡
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